
山花政務官の第5回FEALAC(アジア中南米協力フォーラム)外相会合出席
平成23年8月27日
- 8月24日から25日まで,ブエノスアイレス(アルゼンチン)において,第5回アジア中南米協力フォーラム(FEALAC)外相会合が,アジア(日本を含め16カ国),中南米(20カ国)の計36カ国の参加を得て開催され,我が国からは山花政務官が出席しました。
- 今次会合では全体会合と外相リトリートが開催されました。全体会合ではスリナム,ホンジュラスの新規加盟が承認されるとともに,各国の出席者によるスピーチが行われ,会合の成果文書として「ブエノスアイレス宣言」が採択されました。
- 山花政務官は,全体会合のスピーチにおいて,我が国はアジアと中南米を結ぶFEALACを重視しており,今後ともFEALACに積極的に関与する旨表明しました。その一例として,昨年東京で開催された第4回外相会合で我が国が発表した「防災と環境に関する協力イニシアティブ(FROGイニシアティブ)」の進捗状況を報告しました。また,東日本大震災に関し,各国からのお見舞いと支援に対する謝意を表明するとともに,我が国にとり,震災からの復興には国際社会との一層の連携が必要である旨説明しました。
- 外相リトリートでは,「グローバルガバナンスの改革」をテーマとして出席者の間で国連改革,国際金融規制,食糧安全保障等につき議論が行われました。この中で山花政務官は,国連安保理改革と気候変動問題に関する我が国の立場を説明しました。
- 外相会合に先立って行われた高級実務者会合では,気候変動問題,国連改革やWTOドーハラウンド交渉等の国際的な諸課題及びFEALACの将来的な機能強化につき議論が行われ,その結果が「ブエノスアイレス宣言」として外相会合にて採択されました。
- 今次会合の機会を利用して,山花政務官は,7カ国の代表(アルゼンチン外相,ホンジュラス外相,コロンビア外相,パナマ副大統領兼外相,エルサルバドル外務次官,コスタリカ外務次官,キューバ外務次官)と二国間会談を行ったほか,シンガポール,ニカラグア等の代表と懇談しました。
- 今時会合においては、着実な経済発展を続けるアジアと中南米の間における経験の共有,協力の推進及び相互理解の促進の重要性が改めて確認されました。