
フィゲレス国連気候変動枠組条約事務局長による伴野外務副大臣表敬
平成23年2月28日
本28日(月曜日)午後4時30分より約30分間,伴野豊外務副大臣は,21世紀パートナーシップ促進招へいにより来日中のクリスティアナ・フィゲレス国連気候変動枠組条約事務局長(Ms. Christiana Figueres, Executive Secretary of the UNFCCC)の表敬を受け,気候変動問題における協力に関し意見交換を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 伴野外務副大臣から,気候変動問題の解決に向け中心的な役割を果たされているフィゲレス事務局長の訪日を歓迎する旨述べました。また,伴野副大臣は,COP16で採択されたカンクン合意は,我が国が将来的に目指す,すべての主要国が参加する公平かつ実効的な新たな法的枠組みの構築につながる大きな成果であり,最終目標である新しい一つの包括的な法的文書の早急な採択に向けて,引き続きフィゲレス事務局長との連携を強化したい旨述べました。
- これに対しフィゲレス事務局長から,今次日本への招待に感謝するとともに,滞在中に出席する気候変動シンポジウム及び「気候変動に対する更なる行動」に関する非公式会合において,有意義な意見交換ができることに期待している旨述べました。それとともに,フィゲレス事務局長より,気候変動分野での日本の貢献及びコミットメントを高く評価する旨及び,今後,カンクン合意を踏まえた交渉が本格化していくが,COP17の成功に向けて,引き続き日本と緊密に協力していきたい旨述べました。