報道発表

玄葉外務大臣とババジャン・トルコ副首相との会談

平成23年12月5日
(写真)玄葉外務大臣とババジャン・トルコ副首相との会談-1 (写真)玄葉外務大臣とババジャン・トルコ副首相との会談-2




 本5日(月曜日)午前11時30分より約30分間,玄葉光一郎外務大臣は,日本・トルコ経済フォーラム等に出席するため来日中のアリ・ババジャン・トルコ副首相(H.E. Ali BABACAN, Deputy Prime Minister of the Republic of Turkey)と会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

  1. 玄葉大臣より,ババジャン副首相の来日を歓迎した上で,先般発生したトルコ東部地震に対する哀悼の意を表し,また,被災した日本人2名に対するトルコ政府による手厚い対応に謝意を表明しました。これに対し,ババジャン副首相は,トルコ東部地震に際する日本政府・国民からの支援に対する謝意が表明された他,東日本大震災に対するお見舞いが述べられました。
  2. ババジャン副首相は,経済分野において,エネルギー分野や大型インフラ建設計画等で両国が一層協力していくことを期待する旨述べました。玄葉大臣からは,これらにおける協力の他,宇宙分野や第3国における両国民間企業による協力を含む広い範囲で協力関係を進めていきたい旨述べました。
    また,ババジャン副首相から,G20カンヌ・サミットの際に行われた日トルコ首脳会談に言及しつつ,トルコは拡大するエネルギー需要に対応するために原子力発電計画推進が不可欠であり,日本と政府間合意を結び,協力を行うことを引き続き望んでいると述べたのに対し,玄葉大臣から,我が国は福島第一原発事故の経験・教訓を国際社会に共有していく考えである,相手国の希望がある場合には,相手国のエネルギー政策を踏まえつつ,外交交渉の積み重ねや培ってきた信頼関係を重視し,協力を進めていくことに基本的な意義がある旨述べました。
  3. 玄葉大臣及びババジャン副首相は,日本とトルコの関係が政治・経済・文化に亘って大変良好であり,1890年のエルトゥールル号遭難事件以来120年以上にわたる両国間の友好関係を今後更に強化させていくことにつき確認しました。
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