報道発表

第8回アジア不拡散協議(ASTOP-VIII)

平成23年12月1日
  1. 本1日(木曜日),第8回アジア不拡散協議(8th Asian Senior-level Talks on Non-Proliferation, ASTOP-VIII)が三田共用会議所において開催され,主催国である我が国のほか,ASEAN諸国中国韓国オーストラリアカナダニュージーランド及び米国から,局長級の不拡散政策担当者がそれぞれ参加しました。
  2. 今回のアジア不拡散協議での議論のポイントは以下のとおりです。
    (1) IAEA保障措置をどのように強化するかについて,国際社会や各国の取組について意見交換が行われました。また,2012年3月に韓国において核セキュリティ・サミットが開催されることを踏まえ,核セキュリティの強化について,同サミットに向けた国際社会の動きや各国の取組について意見交換が行われました。さらに,IAEA保障措置及び核セキュリティの分野における人材育成等の協力についても議論が行われました。
    (2) また,拡散関連の移転を阻止するための取組として,国連安保理決議に基づく制裁の実施や,各国における輸出管理法制の整備について,具体的な取組を紹介しつつ意見交換が行われたほか,参加国間で連携して拡散を阻止する取組である「拡散に対する安全保障構想(PSI)」についても議論が行われました。
  3. 協議終了後,中野譲外務大臣政務官主催レセプションが開催され,協議出席者と我が国の不拡散分野の関係者との交流・意見交換が行われました。この協議のようにアジア諸国の実務責任者が一堂に会し,不拡散分野の諸問題について包括的に情報・意見交換する機会は貴重であり,我が国にとっても非常に有意義な協議となりました。
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