
日・シンガポール海上安全保障対話の開催(結果概要)
平成23年11月2日
- 本2日(水曜日),外務省において,第一回日・シンガポール海上安全保障対話が開催されました。この対話には,日本側からは,石井正文外務省総合外交政策局審議官のほか,外務省,防衛省の関係者が,シンガポール側から,メアリー・シーチェン大使・外務省上級専門アドバイザー(Ambassador Mary Seet-Cheng, Senior Specialist Adviser in the Ministry of Foreign Affairs)のほか,海上安全保障に関係する機関の関係者が出席しました。
- 今回の対話では,マラッカ・シンガポール海峡など双方にとって重要な海域における航行の安全,アジア海賊対策地域協力協定(ReCAAP)の枠組みの活用等を通じたアジアにおける海賊対策及びソマリアにおける海賊対策、その他の二国間の海上安全保障に関する協力について,幅広く意見交換が行われました。
- また,同対話において双方は,海洋の問題は,航行の自由,紛争の平和的解決といった海洋に関する基本的なルールや国連海洋法条約を始めとする国際法に従って解決されるべきであることを確認しました。
- なお,日・シンガポール海上安全保障対話については,双方は定例化することで一致し,次回対話の具体的な場所及び日程について,今後外交ルートを通じて調整することとなりました。
(参考)日・シンガポール海上安全保障対話
2011年1月の日シンガポール次官級協議において開催が決まったもの。