報道発表

第7回アジア不拡散協議(ASTOP-VII)の開催

平成23年1月17日
  1. 本17日(月曜日),第7回アジア不拡散協議(7th Asian Senior-level Talks on Non-Proliferation, ASTOP-VII)が三田共用会議所において開催され,主催国である我が国のほか,ASEAN諸国中国韓国オーストラリアカナダニュージーランド及び米国から,不拡散政策担当者(局長級)がそれぞれ参加しました。
  2. 協議での議論のポイントは以下のとおりです。
    (1)拡散上機微な物資等の移転をどのように防止するかについて,国際的な取組状況やそれを受けた各国での取組,移転を防止した具体的な事例等を取り上げ,意見交換が行われました。

    (2)また昨年5月のNPT運用検討会議の最終文書に盛り込まれた行動計画をどのように実施していくかについて,特に保障措置の強化のためのIAEA(国際原子力機関)との間の追加議定書の締結促進や,拡散上機微な物資等の輸出管理といった不拡散分野を中心に意見交換が行われました。

    (3)加えて,原子力の平和的利用が一層広がりつつある国際情勢を踏まえ,原子力発電所の導入に当たって必要となるIAEA保障措置のあり方についても意見交換が行われました。
  3. 協議終了後,徳永久志外務大臣政務官主催レセプションが開催され,協議出席者と我が国の不拡散分野の関係者との交流・意見交換が行われました。本協議のようにアジア諸国の実務責任者が一堂に会し,不拡散分野の諸問題について包括的に情報・意見交換する機会はほとんどなく,我が国にとっても非常に貴重な協議となりました。
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