報道発表

柳井俊二国際海洋法裁判所判事による前原大臣表敬

平成23年1月11日

本11日(火曜日),午前11時5分頃から約15分間,外務省にて,柳井俊二国際海洋法裁判所(ITLOS)判事による前原誠司外務大臣に対する表敬が行われたところ,概要は以下のとおりです。

  1. 柳井判事から,国連海洋法条約の下で設定されたITLOSへの付託案件が過去1年余で増加し,海洋に関する紛争の平和的解決のための主要な司法機関であるITLOSがその任務を着実に果たしつつある現状について説明を行いました。
  2. これに対し,前原外務大臣からは,ITLOSの活動の拡充を歓迎するとともに,このようなITLOSの実績の蓄積に対する柳井判事の貢献を評価し,我が国としては,ITLOSを支援すべく引き続き積極的な役割を果たしていきたい旨の発言がありました。

【参考】 国際海洋法裁判所(ITLOS)

  1. ITLOSは,国連海洋法条約に従って,1996年にドイツ・ハンブルクに設立。柳井俊二判事(元駐米大使)は,2005年からITLOS判事を務めてきている。
  2. 我が国がITLOSに付託された事案の当事者となった事件としては,日本の調査漁獲をめぐるみなみまぐろ事件(1999年)及びロシアによる日本漁船の釈放を求めた第88豊進丸事件,第53富丸事件(ともに2007年)がある(外務省ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaiyo/itlos.html)参照)。
  3. 2009年末からの1年余の間に,3件の事案がITLOSに付託された。
このページのトップへ戻る
目次へ戻る