報道発表

コスタリカ共和国に対する無償資金協力「森林保全計画」に関する交換公文署名式

平成22年3月23日
  1. 3月20日(土曜日)(現地時間3月19日)、コスタリカ共和国の首都サンホセ市において、我が方 山口英一 駐コスタリカ国大使と先方 ブルーノ・スタニョ・ウガルテ外務・宗務大臣(Sr. Bruno Stagno Ugarte, Ministro de Relaciones Exteriores y Culto de la República de Costa Rica)との間で、7億円を供与額とする無償資金協力に関する交換公文の署名式が行われました。
  2. 本件環境プログラム無償資金協力「森林保全計画」(供与額:7億円)は、コスタリカ北部のカリブ海沿岸を始めとする全国各地の森林保全・管理を目的とし、森林の植生状況の調査、関連の基礎情報の収集・分析、監視活動等に必要な車輌、コンピュータ、通信機器、その他赤外線カメラ、GPS機器などの機材等を供与するものです。この協力により、同国における効果的な森林保全計画の立案、自然保護区及びその周辺地域にある既存の森林の違法伐採の抑止等に貢献し、さらに森林保全による温室効果ガスの吸収源の維持・拡大にも寄与することが期待されます。
  3. この協力は、鳩山イニシアティブの一環として実施することとした案件です。我が国としては、すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を目指して、コペンハーゲン合意への賛同も表明しているコスタリカと引き続き気候変動分野で連携していきます。

(参考) コスタリカ共和国は中米に位置し、面積約5.11万平方キロメートル(九州と四国を合わせたほどの大きさ)、人口約450万人(2007年)で、人口1人当たりのGNI(国内総所得)は約4,980ドル(2007年)。農業(コーヒー、バナナ、パイナップル、観葉植物)製造業(集積回路、衣料品、加工食品)及び観光業を主要産業としている。

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