
世界知的所有権機関(WIPO)フランシス・ガリ事務局長の来日
平成22年2月25日
- フランシス・ガリ(Dr. Francis GURRY )WIPO事務局長は2月28日(日曜日)から3月5日(金曜日)までの間来日します。
- ガリ事務局長の今次来日においては、関係閣僚との会談の他、WIPOハイレベルフォーラムやAPEC関連会合への出席、企業訪問等を行う予定です。
- ガリ事務局長の訪日により、我が国とWIPOとの協力関係が更に強化されることが期待されます。
(参考)
- WIPOは国連の専門機関であり、知的財産に関連する条約を管理すると共に、各種会合を開催し、知的財産に関する議論を行っている。また、知的財産に関する各種セミナーの開催や途上国における知的財産関連に関する技術支援等の実施を通じ、知的財産の保護の促進を行っている。
- ガリ事務局長は2008年9月のWIPO加盟国総会において任命され、10月に就任(植物新品種保護国際同盟(UPOV)の事務局長も兼任)した。ガリ事務局長は豪州出身の弁護士で、WIPOにおいて事務局次長等を歴任。昨年2月に続く2度目の来日。
- WIPOはPCTに基づき国際特許出願(PCT出願)の受理等をしているが、我が国からのPCT出願件数は年間約2万7000件で17.5%を占め米国に次いで第2位である。我が国は分担金(年間約110万スイスフラン)に加え、年間約350万スイスフランの任意拠出金によってWIPOの活動に貢献している。