報道発表

日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)の開催

平成22年2月2日
  1. 本2日(火曜日)午前、外務省において、日米安全保障高級事務レベル協議(SSC)が開催され、我が方から、梅本和義外務省北米局長及び高見澤將林防衛省防衛政策局長、米側から、カート・M・キャンベル(Dr. Kurt M. Campbell)国務次官補及びウォレス・C・グレグソン(Mr. Wallace C. Gregson)国防次官補等が、それぞれ出席しました。
  2. 本件協議においては、現行の日米安保条約の締結から50周年に当たる本年に、日米同盟を深化させるプロセスを推進させるため、安全保障面において具体的にどのような協力が可能かについて議論を行いました。この協議は、先月ハワイで行われた日米外相会談において、同会談をもって同盟深化のプロセスを開始し、今後、事務レベルでも協議を深めていくことに両外相が一致したことを受けて開催されたものです。
  3. 具体的には、日米安保協力を深化させていくため、東アジアを中心とする地域における安全保障環境への共通認識を日米両国が確認するため議論を行っていくことや、昨年11月の日米首脳会談でも取り上げられた情報保全、拡大抑止、宇宙やミサイル防衛の分野、更には人道支援・災害救助、サイバーを含む個別の分野における協力についても議論されました。また、今後も同盟深化のために日米間で緊密に協議を行っていくことで一致しました。
  4. 普天間基地をめぐる問題については、日本側から、連立与党による沖縄基地問題検討委員会での検討を含む国内のプロセスについて説明したのに対し、米側からは、現行案が唯一実現可能な案であると考えるとの従来の立場の表明がありました。
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