
高須外務省参与の人間の安全保障に関する国連事務総長特別顧問就任
平成22年12月11日
- 12月10日(金曜日),高須幸雄外務省参与(前国連代表部大使)は,潘基文(バン・ギムン)国連事務総長から,人間の安全保障に関する国連事務総長特別顧問に任命されました。
- 高須参与は,国際社会協力部長や人間の安全保障担当大使,国連常駐代表として,日本が外交の柱の一つと位置付けている人間の安全保障の推進に携わってきました。特に,国連常駐代表としては,「人間の安全保障フレンズ会合」の共同議長として,人間の安全保障に関する議論を主導し,本年5月の人間の安全保障に関する国連総会公式討論の開催や7月の人間の安全保障に関する国連総会決議の採択に大きな貢献を果たしました。
- 今回の人間の安全保障に関する国連事務総長特別顧問就任は,国連における人間の安全保障の普及に向けた高須参与の貢献が潘事務総長に高く評価された結果であると考えています。
- 本年7月にコンセンサスで採択された国連総会決議では,国連加盟国が人間の安全保障について議論を継続すること等が合意されており,高須特別顧問は,国際社会における人間の安全保障の一層の推進のため,国連加盟国や国連機関,その他人間の安全保障に関係する団体と緊密に連絡を取り合う等の業務を行う予定です。