報道発表

国連安保理イラン制裁委員会の専門家パネル

平成22年11月10日
  1. 11月5日(NY時間),国連事務総長は,国連安保理決議第1737号に基づいて設置された制裁委員会の下に設置される専門家パネルの8名のメンバーの一人として,松林健一郎・外務省総合外交政策局国連企画調整課首席事務官を任命しました。
  2. この専門家パネルは,安保理決議第1929号主文29により国連事務総長に対して設置が要請されたものであり,制裁委員会の指示の下に行動し,各国,関係の国連機関等からもたらされる,制裁措置の履行に関する情報の収集,審査及び分析等の任務を遂行することになります。また,専門家パネルは,安保理,制裁委員会,又は加盟国が検討し得る,制裁措置の実施を改善するための行動について勧告を行うこととされています。
  3. 我が国は,イランの核問題解決に向け,安保理決議の下での措置を実効的なものとすべく,これまで制裁委員会の議長国として,同委員会における作業に積極的に参画してきています。今般の松林首席事務官の任命も踏まえて,引き続きしっかりと取り組んでいく考えです。

【参考1】 国連事務局の発表(8日付け)によれば,他の専門家は,米国,英国,フランス,ロシア,中国,ドイツ,ナイジェリアから各1名ずつ任命されている。

【参考2】 安保理イラン制裁委員会においては,日本が安保理非常任理事国を務める2009年-10年の2年間,日本が議長国を務めている。

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