報道発表

生物多様性条約の実施促進に向けた我が国の途上国支援(「眠れる森のび(美・微)生物」プロジェクト)

平成22年10月28日
  1. 本28日(木曜日), 名古屋で開催中の生物多様性条約(CBD)第10回締約国会議(COP10)ハイレベルセグメントにおいて, 伴野豊外務副大臣より,COP10議長国である日本政府として,各国による生物多様性条約の実施を支援することを目的に, 開発途上国における微生物の保存・培養に対する支援活動を「眠れる森のび(美・微)生物」プロジェクトとして行うことを表明しました。
  2. このプロジェクトでは,開発途上国における微生物の保存・培養を支援するため,技術移転,人材育成などの事業を予定しており,最初のプロジェクトは独立行政法人国際協力機構(JICA)及び独立行政法人科学技術振興機構(JST)の共同事業(地球規模課題対応国際科学技術協力:SATREPS)の1つとして平成23年3月からインドネシアにおいて実施するものです。本プロジェクトの実施を通じて,開発途上国が国内で生物多様性と生態系の保全を図りつつ,自ら遺伝資源の研究・開発を進め,新たに未知の微生物の価値を発見していくことが期待されています。
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