
前原外務大臣とダイス第65回国連総会議長の会談
平成22年10月27日
本27日(水曜日)午後5時25分から約20分間,前原誠司外務大臣は,外務省賓客として訪日中のジョゼフ・ダイス第65回国連総会議長(Mr. Joseph DEISS)と,接見室において会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。
- 冒頭,前原大臣から,訪日を歓迎する,極めてタイトな日程だが訪日が成功裡に終わることをお祈りしたい,また,名古屋でのCOP10ハイレベルセグメント開会式での挨拶,更に,明日広島を訪問されることに感謝している旨述べました。これに対してダイス議長より,今回の訪日の中でも広島訪問は重要である,広島では被爆者と会い,深い同情を示すとともに,「核兵器のない世界」に向けた作業加速化を促すメッセージを出すのが目的である旨述べました。
- 前原大臣より,核軍縮・不拡散での日本の今後の取り組みについて述べたのに対し,ダイス議長より,日本の核軍縮・不拡散分野でのリーダーシップに感謝する旨述べました。
- 安保理改革について,前原大臣より,現在の安保理の枠組みは,今日の国際関係を反映していない旨述べたのに対し,ダイス議長より,加盟国の間で種々の立場の違いはあるが,自分としてもプロセスを前に進めるために協力したい旨述べました。
- MDGsについて,ダイス議長より,MDGsに関する日本のコミットメントに感謝する旨述べました。