報道発表

「生物多様性条約ポスト2010年目標 日本提案」の生物多様性条約事務局への提出

平成22年1月7日
  1. 日本国政府は、有識者、NGO、経済界との意見交換、国民からの意見募集の結果を踏まえ、関係省庁間で検討の結果、「ポスト2010年目標 日本提案」を決定し、1月6日(水曜日)に生物多様性条約事務局に提出しました。
  2. ポスト2010年目標は、今後、1月18日(月曜日)~20日(水曜日)に英ロンドンで開催される「戦略計画見直しのための専門家会合」、2月1日(月曜日)~5日(金曜日)にノルウェーで開催される「トロンハイム会合」において、議論が行われる予定です。その後、生物多様性条約事務局が各国・各関係機関等からの提案を踏まえつつ、本年2月中旬までに、ポスト2010年目標を含む条約戦略計画の事務局案をとりまとめ各国に提示します。
  3. その後、5月にナイロビで開催される準備会合(SBSTTA(科学技術助言補助機関会合)、WGRI(条約実施レビューに関する作業部会))での検討を経て、10月のCOP10において条約戦略計画の改定が行われる予定です。

(参考1)生物多様性条約
生物の多様性の保全、生物多様性の構成要素の持続可能な利用、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正で衡平な配分を目的とし、そのために締約国がとる措置等について規定している。現在192か国及び欧州共同体が加入(我が国は、1993年に締結)。

(参考2)生物多様性条約第10回締約国会議(CBD・COP10)
2010年10月11日~10月29日に、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10(コップテン))及びカルタヘナ議定書第5回締約国会議(MOP5(モップファイブ))が愛知県名古屋市で開催される。


(参考3)ポスト2010年目標
2010年10月に愛知県名古屋市で開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)では、2002年のCOP6において策定された条約戦略計画の改定が行われる。この条約戦略計画には、「現在の生物多様性の損失速度を2010年までに顕著に減少させる」といういわゆる「2010年目標」が含まれており、COP10では2010年以降の新たな世界目標(ポスト2010年目標)の設定が重要な課題の一つとなっている。

  →日本提案(PDF)補足資料(PDF)(和文)
  →日本提案(PDF)補足資料(PDF)(英文)

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