
スーダン国際平和協力隊の派遣延長
平成21年6月22日
- 6月22日(月曜日)、日本政府は、国連スーダン・ミッション(UNMIS)への自衛隊員2名の派遣期間を1年間延長することを閣議において決定しました。
- 日本は、国際平和協力法に基づき、平成20年10月から、UNMISに対し、司令部要員として2名の自衛官を派遣しています。本年4月、国連安保理がUNMISの活動期間を1年間延長することを決定したことを受け、今般、日本自衛隊員の派遣期間を延長することとしたものです。
- 国際平和協力法によるUNMISへの要員派遣は、国際社会の責任ある一員として、スーダンにおける南北和平に貢献するとともに、スーダンとの二国間関係の更なる強化に資するものです。更に同ミッションは、アフリカ全体の平和と安定にも重要な貢献を行うものと期待され、意義深いものです。
(参考1)国連スーダンミッション(UNMIS:United Nations
Mission in Sudan)概要
スーダンにおいては、平成17年1月、スーダン政府とスーダン人民解放運動・軍との間で南北包括和平合意(CPA)が署名され、内戦が終結。これを受けて、同年3月、CPAの履行支援等を任務とするUNMISを設立(最大1万名規模、安保理決議第1590号)。CPA履行上の重要課題(南北境界線の画定、総選挙の実施、DDR(武装解除、動員解除、社会復帰)、住民投票の実施等)について、当事者による取組の進展のみならず、国際社会の関与の継続が必要不可欠。
- 設立年月日 2005年3月24日(安保理決議第1590号)
- 活動期限 2010年4月30日(安保理決議第1870号)
- 任務
(イ)南北包括和平合意の履行の支援
(ロ)難民及び国内避難民の自発的帰還の促進・調整
(ハ)人道的な地雷除去・技術的助言及び調整
(ニ)人権、帰還難民・国内避難民及び弱者の保護に向けた国際的努力の調整等
- 派遣国(2009年4月末時点)
66ヶ国(G8(除く仏伊※)、中、韓等)
約13,400人(※ただし仏伊は過去に派遣)
(参考2)日本は、UNMIS司令部(ハルツーム)の以下のポストに各1名を派遣している。
- 軍事部門司令部において軍事部門の兵站全般の需要に関するUNMIS部内の調整に当たる「兵站幕僚」
- 国連事務総長特別代表室・情報分析室においてデーターベースの保守管理に当たる「情報幕僚」