(1)スーダンでは、1983年のイスラーム法導入を契機に、キリスト教徒主体の南部の反政府勢力とスーダン政府との間で武力衝突が勃発。
(2)東部アフリカ諸国と米国等の仲介により、2005年1月、スーダン政府とスーダン人民解放運動・軍との間で南北包括和平合意(CPA)が署名され、内戦が終結。
(3)これを受けて、2005年3月、安保理決議第1590号が採択され、CPAの履行支援等を任務とする国連スーダン・ミッション(UNMIS)が設立(最大1万人規模)。
(4)国連からの要員派遣の要請を受けて、2008年6月30日、福田総理大臣(当時)が公賓として訪日した潘基文(パン・ギムン)国連事務総長との会談後の共同記者発表の場においてUNMISへの要員派遣を表明。同年10月3日、国際平和協力法に基づき、UNMIS司令部に、自衛隊員2名を派遣することを閣議決定した。
(1)我が国からは、以下の2ポストに各1名を派遣(要員は非武装)。
(イ)軍事部門司令部・兵站計画室において軍事部門の兵站全般の需要に関するUNMIS部内の調整に当たる「兵站幕僚」
(ロ)国連事務総長特別代表室・情報分析室においてデータベースの管理に当たる「情報幕僚」
(2)派遣期間は、実施計画に定められた期日まで。