20日、午後5時20分より約30分間、中曽根外務大臣はマッカリー・ニュージーランド外相との間で日ニュージーランド外相会談を行ったところ、概要以下のとおりです。
中曽根大臣より、先般、ニュージーランドを訪問した際の暖かい歓迎に感謝するとともに、訪問の成果を着実にフォローアップしていきたい旨述べました。両大臣は二国間関係強化のために引き続き協力していくことで一致しました。
中曽根大臣より、第5回太平洋・島サミットの主要なテーマである、環境・気候変動問題、人間の安全保障の視点を踏まえた脆弱性の克服に関し、この地域の主要なドナーであるニュージーランドや豪州と協力していきたい旨述べました。これに対し、マッカリー外相から、今次島サミットのテーマはいずれも太平洋島嶼国にとって重要なテーマであり、協力関係を強化していきたい旨述べました。
中曽根大臣より、北朝鮮は、安保理を含む国際社会の対応に反発しているが、早期に六者会合に復帰すべきであり、六者会合の再開に向けニュージーランドの協力を得たい旨述べました。これに対し、マッカリー外相から、六者会合の再開が最善の道であり、日本の立場を支持する旨述べました。
中曽根大臣は、先般のニュージーランド訪問の際には確認されていなかったが、日本においてその後感染例が確認された旨言及した上で、国境を越えた感染拡大を食い止めるには、情報交換を含め、国際社会の一致した取組が必要である旨述べました。これに対し、マッカリー外相から、当局間の連携を含め、協力を強化していきたい旨述べました。