
在メキシコ日本国大使館に対する緊急用タミフルの備蓄
平成21年4月27日
- 外務省は、今般のメキシコにおける豚インフルエンザの発生を受け、同国における感染拡大が深刻化した場合に備え、邦人の安全対策に万全を期すため、在メキシコ大使館備蓄の邦人保護用タミフルを増備することとし、4月27日、外務本省用備蓄分からタミフルを追加送付しました。同タミフルは、4月28日に現地に到着予定であり、これにより在メキシコ大使館は、緊急時の邦人保護用として4,700人分のタミフルを備蓄することとなります。なお、同備蓄量は、今般の豚インフルエンザの感染力が分からない中で、想定されるメキシコ在留邦人及び旅行者等短期渡航者総数の約7割に当たります。
- なお、タミフルは処方薬であり、基本的には在外邦人もインフルエンザ感染が疑われる場合には、現地の医療機関にて診察を受けた上で、必要な場合には同医療機関による処方を受けた上でタミフルを入手する必要があります。本件在外公館に備蓄するタミフルについては、現地での医療の崩壊又は現地におけるタミフルの払底等、緊急かつ特例的な状況において、現地で適切な治療が受けられないような状況が生じた場合に備えて備蓄しているものです。