
中曽根外務大臣のアブドッラー・ヨルダン国王表敬について
平成21年4月13日
- 中曽根外務大臣は、4月13日(月曜日)12時30分から約30分間、来日中のアブドッラー2世・イブン・アル・フセイン・ヨルダン国王を表敬しました。
- アブドッラー国王から、日本とヨルダンの二国間関係は素晴らしい、原子力、水資源等様々な分野において両国の協力関係を一層発展させていきたいと述べました。中曽根大臣からは、アブドッラー国王の即位10周年に対して祝意を述べるとともに、今年は天皇陛下御即位20年、両陛下ご成婚50周年、日・ヨルダン外交関係55周年と、双方にとって喜ばしい節目の年に当たり、二国間関係をさらに発展させていきたい、日本としては、中東地域の安定のためにヨルダンが果たしている建設的な役割を高く評価しており、引き続きヨルダンを支援していきたい、今般、原子力に関する両国の協力覚書が署名されることは喜ばしいと述べました。
- アブドッラー国王から、中東地域の安定のためには、イスラエルとパレスチナ及びアラブ諸国との和平が不可欠であり、日本にも協力をお願いしたい、日本が推進している「平和と繁栄の回廊」構想についても協力していきたいと述べました。中曽根大臣からは、中東和平については、「アラブ和平イニシアティブ」を評価しており、日本としても「平和と繁栄の回廊」構想等を通じて、ヨルダンとも協力しながら地域の安定に貢献したいと述べました。また、イラクについても、経済分野を中心に、同国の復興のために協力を進めていきたいと述べました。
- さらに中曽根大臣から、北朝鮮によるミサイルの発射問題に関する日本の立場を説明し、ヨルダン側の理解と協力を求めました。