
北朝鮮による飛翔体発射を受けた日中外相電話会談
平成21年4月8日
中曽根外務大臣は、
(ヨウ・ケツチ)中国外交部長との間で4月8日午後10時30分より約30分間、日中外相電話会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、中曽根大臣より、今般の北朝鮮による発射は地域の平和と安定を損なうものであることについては、日中間で意見の一致があるが、日本としては、本件は明らかに安保理決議第1718号に違反する行為であり、北朝鮮の無責任な行動に対し明確で強いメッセージを出すべく、しっかりとした決議を採択する必要があると考えている旨述べた。
外交部長より、中国としては、地域の緊張緩和、朝鮮半島の非核化の実現、六者会合のプロセスの擁護のために、今後とも北朝鮮に対し事態をエスカレートしないよう働きかけていくが、関係国に対しても冷静かつ適切に現下の問題を処理することを望んでいる旨述べた。
- 双方は、今後とも、引き続き緊密に連携していくことで一致した。