報道発表

TICAD閣僚級フォローアップ会合の開催

平成21年3月17日

TICADⅣ

  1. 21日(土曜日)と22日(日曜日)の両日、南部アフリカのボツワナにおいて、TICAD閣僚級フォローアップ会合が開催されます。日本からは、中曽根弘文外務大臣及び御法川信英外務大臣政務官が出席し、それぞれ共同議長、共同議長代理を務めます。また、昨年5月に横浜で開催された第四回アフリカ開発会議(TICADⅣ)の議長を務めた福田康夫前総理が特派大使として、開会式等に出席する予定です。この会合には、日本政府の他、TICAD共催者(国連、UNDP(国連開発計画)、世銀)、アフリカ諸国、国際・地域機関、開発パートナー国、民間セクター及び市民社会の代表が参加します。
  2. このフォローアップ会合では、TICAD Ⅳで約束された各種支援策の履行状況を閣僚級で議論し、今後に向けた提言を行います。また、4月のロンドン・サミットに向け、現下の世界金融・経済危機がアフリカに与える影響と対応策につき、アフリカの声をとりまとめます。
  3. 本会合出席の機会を捉え、福田特派大使は、TICAD IVのフォローアップのために、ケニア、ウガンダを併せて訪問する予定です。また、御法川政務官は、日・SADCハイレベル政策対話に参加するとともに、モザンビークを訪問する予定です。

(参考1)TICADⅣフォローアップ

  1. 2008年5月に横浜にて開催されたTICADⅣでは、アフリカ開発支援策を「横浜行動計画」として発出するとともに、その進捗状況を定期的にとりまとめ、閣僚レベルで検討・評価し、新たな提言を行う「TICADフォローアップ・メカニズム」を設置した。
  2. 2月9日には「TICADプロセス・モニタリング合同委員会」が開催され、事務局(アフリカ審議官組織)が取りまとめた進捗状況を基に「年次進捗報告書」(PDF)を作成した。在京アフリカ大使グループ(ADC:African Diplomatic Corps)と外務省の間では、定期的な意見交換の場も設けられている。

(参考2)SADC(Southern African Development Community:南部アフリカ開発共同体)

  1. 設立経緯 
  2.  1980年、南部アフリカ諸国が、アパルトヘイト体制脱却を目的として発足させた。アパルトヘイト後、南アも加盟国。以後、経済統合・共同市場を標榜し、更に紛争解決・予防のための活動も開始。事務局はボツワナの首都ハボロネに所在。

  1. 加盟国 
  2.  南部アフリカの15カ国: タンザニア、ザンビア、ボツワナ、モザンビーク、アンゴラ、ジンバブエ、レソト、スワジランド、マラウイ、ナミビア、南ア、モーリシャス、コンゴ(民)、マダガスカル、セーシェル

(参考3)日・SADCハイレベル政策対話

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