日・SADCハイレベル対話
第1回日・SADCハイレベル政策対話は、2004年8月15日、モーリシャスのグラン・ベにて開催された。
本政策対話には、SADCより閣僚レベル・トロイカの参加がなされ、カッタリー・モーリシャス外務・貿易・地域協力大臣兼SADC閣僚理事会議長、キクウェテ・タンザニア外務国際協力大臣、ロウレンソ・アンゴラ企画大臣、ハオラテ・ボツワナ財務開発計画大臣、パテル・ザンビア商業産業大臣及びラムサミーSADC事務局長が出席した。
日本からは、総理アフリカ問題特別個人代表である河野雅治大使・外務省アフリカ審議官が代表として出席した。
本政策対話では、SADCの地域指標戦略開発計画(RISDP)、アフリカ開発のための新パートナーシップ(NEPAD)及びTICAD IIIの枠組みに基づき、SADC・日本間の現在の優先政策分野及び将来の協力の展望について議論が行われた。
両当事者は、TICADプロセスを注視しつつ、RISDPに表示されているSADCプログラム及びプロジェクトが、インフラ、平和、貧困削減、経済成長及びキャパシティ・ビルディングを含むSADCの優先分野において、いかにしてTICADプロセスから最大限の利益を享受できるかを確認するための技術的な会合を開催すべきとの考えを共有した。
本政策対話においては、ハイレベル政策対話を制度化し、遅くとも2005年の次期年次SADC首脳会議までに第2回政策対話を開催することが合意された。
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