
中曽根外務大臣とEUトロイカ環境大臣との会談について
平成21年3月13日
- 13日午後6時10分から約30分間、中曽根外務大臣は、外務省において、マルチン・ブルシーク・チェコ副首相兼環境大臣、アンドレス・カールグレーン・スウェーデン環境大臣、ナンシー・コドゥ環境担当欧州委員官房長と会談を行いました。(西村政務官同席)
- 会談では、中曽根大臣より、気候変動問題は全世界的に取り組むべき喫緊の課題であり、我々の世代が責任を持って解決への道筋をつけなければならない旨述べるとともに、現下の困難な経済情勢にあっても、年末の気候変動枠組条約締約国会議(COP15)で公平かつ実効性のある次期枠組みに合意すべく、前進しなければならない旨表明しました。
- ブルシーク・チェコ副首相兼環境大臣より、気候変動問題はEUの最優先課題であり、先進国が温室効果ガス削減の取組みを主導することが重要である旨述べるとともに、先のEU環境相理事会で採択された、包括的な2013年以降の枠組み合意に関するEUの立場について説明がなされました。また、同副首相より、クリーンエネルギー技術分野における日本の役割に期待する旨述べました。
- これに対し中曽根大臣より、2013年以降の枠組みに関する我が国の立場を説明するとともに、我が国としては実効性のある枠組みを構築すべく、主要経済国の責任ある参加の確保を重視している旨述べました。
- 今回の会談を通じて、中曽根大臣とEUトロイカ環境大臣は、本年は国連での交渉が本格化する重要な年であり、年末のCOP15の成功に向けて日・EU間で緊密に協力していくことで一致しました。