コロンビア共和国における洪水被害に対する緊急援助について
平成21年3月6日
- 日本政府は、3月6日(金曜日)、洪水被害を受けたコロンビア共和国政府に対し、約1,100万円相当の緊急援助物資(テント、毛布、簡易水槽、発電機、浄水器、ポリタンク)を供与することを決定しました。
- コロンビア南部のエクアドルとの国境地域に位置するナリーニョ県トゥマコ市(人口約17万人)では、記録的な大雨により、2月16日(月曜日)に大洪水が発生し、死者2名、行方不明者20名を含む住民約3万1,000人以上が被災したほか、トゥコマ市102集落のうち73集落が被害に遭い、そのうち16集落が完全に流され消滅する被害がもたらされています。
本洪水被害により、現在でも、約1万4,000人が緊急避難所で、また約1万7,000人が屋外または洪水被害を受けた家での生活を余儀なくされ、当面の生活物資が不足するなど深刻な状況にあるため、同国政府は、被災者の支援に全力を挙げるとともに、我が国政府に対して緊急援助を要請してきたものです。
- 我が国としては、今回の災害による被災者に対する人道的支援の観点及び我が国とコロンビア共和国との友好関係に鑑み、同国に対し緊急援助を行うこととしました。