報道発表

我が国核軍縮決議案の国連総会での採択

平成21年12月3日
  1. 本3日(木曜日)(米国時間2日)、第64回国連総会において、過去最高の87か国の共同提案国とともに我が国政府が提出した核軍縮決議案(「核兵器の全面的廃絶に向けた新たな決意」)は、賛成171、反対2(北朝鮮、印)、棄権8(中国、仏、イラン、イスラエル、ミャンマー、パキスタン、キューバ、ブータン)の圧倒的賛成多数で採択されました。
  2. 本年の決議は、最近の核軍縮・不拡散に向けた機運の高まりを背景に、「核兵器のない世界」に向けた決意を幅広い国連加盟国の間で共有することを目指しているほか、9月24日に開催された「核不拡散・核軍縮に関する安保理首脳会合」への言及や、核テロ防止の重要性への言及、更には市民社会の核軍縮・不拡散における建設的役割への評価も盛り込んでいます。
  3. 本件決議は、9月の安保理首脳会合において鳩山総理から表明した核軍縮・不拡散を主導する積極的な取組の一つであり、唯一の被爆国である我が国としては、同決議に示された具体的な措置を通じ、平和で安全な「核兵器のない世界」の実現を目指すとの我が国の考えが更に幅広い理解と支持を得られるよう、努力していく考えです。
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