報道発表

ボスニア・ヘルツェゴビナに対する円借款の供与

平成21年10月20日
  1. 我が国政府は、ボスニア・ヘルツェゴビナ政府に対し、「ウグレヴィック火力発電所排煙脱硫装置建設計画」の実施のため、126億3,300万円を限度とする円借款を供与することとし、このための書簡の交換が、10月20日(火曜日)、東京において、我が方岡田克也外務大臣と先方スヴェン・アルカライ外務大臣(Mr. Sven Alkalaj, Minister of Foreign Affairs of Bosnia and Herzegovina)との間で行われました。
  2. 本円借款は、ボスニア・ヘルツェゴビナのウグレヴィック火力発電所において、排煙脱硫装置の建設及び関連設備(石灰石供給設備、石膏脱水設備等)の整備を行うものです。
    ボスニア・ヘルツェゴビナを構成する2つのエンティティの一つであるスルプスカ共和国において、発電設備容量の約23%を占めるウグレヴィック発電所は、同共和国の電力安定供給にとって不可欠な発電所である一方、SO2(二酸化硫黄)排出量がボスニア・ヘルツェゴビナの火力発電所の中でも最悪の水準であるため、喫緊に環境保全への取組みを強化する必要性が指摘されていました。
    本計画の実施により、SO2排出量を98.4%削減させ、粉じん排出量も66.7%の削減が見込まれ、ボスニア・ヘルツェゴビナの環境改善に大きく寄与することが期待されます。
  3. 供与条件
    • (1)金利:年0.55%

      (2)償還期間:30年(10年の据置期間を含む。)

      (3)調達条件:一般アンタイド

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