
イラン中西部における地震被害に対する緊急援助物資の供与について
平成18年4月3日
- わが国政府は、イラン中西部ロレスターン州で3月30日(木曜日)および31日(金曜日)に発生した地震により被害が発生したことを受け、イラン政府に対し、1,000万円相当のテント、毛布等の緊急支援物資の供与を決定した。
- 今回の地震により、4月2日(日曜日)時点で70名の死者、1,264名の負傷者が出たほか、約15,000世帯の家屋が被害を受け、被災者は不自由な避難生活を強いられており、こうした状況下、2日(日曜日)、イラン政府からわが国政府に対して緊急援助の要請がなされた。
- わが国としては、今回の災害の深刻さおよびわが国とイランとの友好関係にかんがみ、同国に対し緊急支援を行うこととしたものである。
(参考)
イラン中西部ロレスターン州ボルジェルド市およびドルード市近郊(注)において、イラン時間3月30日(木曜日)19時47分(日本時間31日(金曜日)1時17分、マグニチュード5.1)、同日23時6分(日本時間31日(金曜日)4時36分、マグニチュード3.5)、さらに31日(金曜日)午前4時48分(日本時間31日(金曜日)10時18分、マグニチュード6)に相次いで地震が発生。イラン政府の発表によれば、2日(日曜日)現在までの死者は70名、負傷者は1,264名。約15,000世帯の家屋に被害。
(注:テヘランから南西に約350km。州都ホラマバードからは北東50キロに位置)