報道発表

パキスタンにおける大規模地震被害に対する緊急無償資金協力について

平成17年10月14日
  1. わが国政府は、10月14日(金曜日)、大規模地震による被害に関し、被災民救援のため、先に決定した2,000万米ドルの無償支援のうち、パキスタン・イスラム共和国政府に対し、12億8,400万円(1,200万米ドル)の緊急無償資金協力を実施することを決定した。なお、残りの800万米ドルについては、国際機関経由の支援を検討している。
  2. わが国としては、今回の災害による被災者に対する支援の必要性およびわが国とパキスタンの友好関係に鑑み、同国に対して緊急無償資金協力を行うこととしたものである。
  3. わが国は、今回の決定に先立ち、パキスタンに対し、10月9日に49名の国際緊急援助隊・救助チーム、10日に21名の国際緊急援助隊・医療チームを派遣した。さらに、9日に2,500万円相当の緊急援助物資(テント等)の供与を決定し、11日にイスラマバードにて同国政府に引き渡した。

(参考)
 パキスタンでは、10月8日、イスラマバード市北東95キロを震源とする大規模地震(マグニチュード7.6)が発生し、死者2万3,000名以上、負傷者5万1,000名、家屋喪失数250万名の被害(10月13日時点)をもたらした。
 現在、パキスタン北部では、建物倒壊、道路寸断、土砂崩れ等の被害により、被災者が不自由な避難生活を強いられている状況にあり、同国政府は、復旧のための自助努力を行うとともに、国際社会に対し、緊急援助を要請している。

このページのトップへ戻る
目次へ戻る