報道発表

バリ島における爆弾テロ事件に関する国連安保理議長声明の発出について

平成17年10月5日
  1. 10月4日(火曜日)、国連安保理において、バリ島における爆弾テロ事件に関する公式会合が行われ、NY時間午後12時55分(日本時間5日(水曜日)午前1時55分頃)、1日(土曜日)にインドネシア・バリ島で発生した連続爆弾テロ事件につき、このテロ行為を強く非難し、犠牲者およびインドネシア国民に哀悼の意を表し、各国に容疑者を裁くため、インドネシア政府への協力を求めるとともに、テロとの闘いへの決意を新たにすることを内容とする議長声明が発出された。
  2. わが国は、邦人を含む多数の死傷者を出した今回の行為は極めて卑劣かつ許し難い行為であり、残虐なテロ行為はいかなる理由においても正当化できず、強く非難するとの立場から、今次議長声明の発出に際し、当事国であるインドネシア政府とも調整しつつ、主導的役割を果たした。

(参考:安保理議長声明の要旨)

  1. 1日にバリ島でテロリストが引き起こした憎悪すべき爆発事件を強く非難する。
  2. 犠牲者および家族ならびにインドネシア国民および政府に対し、深甚なる弔意を表する。
  3. 容疑者および協力者が裁かれる必要性を強調し、全加盟国に対し、インドネシア政府への協力および支援を要請する。
  4. 全ての形態のテロが国際の平和と安全にとって最も深刻な脅威の一つを構成し、いかなるテロ行為もその動機、場所、時期、実行者を問わず犯罪であり正当化されないことを再確認する。
  5. テロ行為による国際の平和と安全に対する脅威に対し、国連憲章に基づきあらゆる手段をもって闘う必要性を再確認する。
  6. 国連憲章下の責任に基づき、全ての形態のテロと闘う決意を再度表明する。
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