談話

平成25年5月12日
  1.  5月11日、トルコのシリア国境沿いのハタイ県レイハンル市において発生したテロ事件によって多くの死傷者が出たことに強い衝撃と憤りを覚えます。テロは如何なる理由によっても正当化できず、我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。また、本事件による御遺族の方に心から哀悼の意を表すとともに、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。

  2.  我が国は、罪のない人々を犠牲にするテロ行為撲滅のため、また、地域の安定化のため、トルコとの連帯の決意を新たにするとともに、引き続き国際社会と連携して外交努力を重ねていく考えです。

(参考)トルコ・ハタイ県における爆発事件について
(1)5月11日13時55分(トルコ時間)、トルコのシリア国境沿いのハタイ県レイハンル市の広場と郵便局ビル前で、2台の自動車爆弾が次々に爆発した。アタライ・トルコ副首相が同11日夜(トルコ時間)に行った発表によれば、この爆発により、これまで43名の死者が出ており(大部分がトルコ国民)、百数十名以上の負傷者が発生しているとのこと。同副首相は、犯行に関する捜査において、攻撃を行った組織とメンバーは、アサド政権を支持するアル・ムハバラート(シリア軍諜報機関)と関係があるとの見方を示しているものの、引き続き捜査を継続している由。
(2)現時点において、日本人被害者は確認されていない。


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