談話

平成25年9月22日

1 9月21日,ケニア共和国の首都ナイロビのウェストゲート・ショッピング・モールで武装組織による襲撃事件が発生し,多数の死傷者が出たことに関し,強い衝撃と憤りを覚えます。テロはいかなる理由や目的によっても正当化されず,我が国はこのようなテロ行為を断固として非難します。亡くなられた方々及びご遺族の方々に心から哀悼の意を表すとともに,負傷者の方々に心からお見舞いを申し上げます。

2  我が国は,テロ行為撲滅のため,また,地域の平和と安定のため,ケニアとの連帯の決意を新たにするとともに,引き続き国際社会と連携していく考えです。

(参考)
1 9月21日12:50頃(現地時間),ケニアの首都ナイロビ北部の高級ショッピング・モール「ウェストゲート」が武装勢力により襲撃された。22日19:00現在(日本時間),犯人は人質を取って施設内に立てこもりを続けている。人質の人数,国籍等に関する情報はない。イスラム過激派組織アル・シャバーブ(Al Shabab)が自らのツイッターアカウントにて犯行への関与を認めたとの報道があった。

2 現時点では正確な死傷者数は不明なるも,22日18時頃(日本時間)のケニア政府の発表によると同時点で59名の死者,175名の負傷者が発生している。カナダ人2名(うち1名は外交官),フランス人2名が死亡。米国人の死者は報告されていないが,米国政府関係者の妻が死亡した。また,ケニア大統領の近い親族も事件に巻き込まれ死亡した。

3 現時点において、日本人が事件に巻き込まれたとの情報はない。


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