談話
グルジア大統領選挙について(外務報道官談話)
1 10月27日に実施されたグルジア大統領選挙が平和裡かつ民主的に行われたことを歓迎し,ギオルギ・マルグヴェラシヴィリ候補(H.E. Dr. Giorgi MARGVELASHVILI)が大統領に選出されたことに祝意を表します。
2 我が国は,欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)選挙監視団の「今回の選挙は効率的に運営され,透明性も高く,また,平穏かつ建設的な雰囲気の中で行われた」との評価に賛同します。OSCE/ODIHR国際選挙監視団に派遣した我が国要員からも,投票手続きは規則に則って行われ,透明性も十分に確保されており,公正な選挙であったと評価できるとの報告を受けています。
3 我が国は,自由,民主主義,法の支配といった基本的価値を共有するグルジアにおいて,マルグヴェラシヴィリ次期大統領の下,全ての政治勢力が同国の安定と発展に向けて協力していくことを期待しています。
【参考1】グルジア大統領選挙
グルジア大統領は任期5年,今次選挙は2008年に就任したサーカシヴィリ大統領の任期満了に伴い実施されたもの。
【参考2】OSCE/ODIHR選挙監視団の評価
28日午後,OSCE/ODIHRは,今次選挙は効率的に運営され,透明性も高く,平穏かつ建設的な雰囲気の中で行われた,但し,一部の投票所において監視員の数の多さによる混雑等はあったが,全体としてはよく組織されたものであったとの評価を発表。
【参考3】我が国からの選挙監視要員派遣
我が国からは,内田州 戦略研究所・客員フェロー及び在グルジア日本大使館員2名をOSCE/ODIHR選挙監視団に派遣した。同監視員からは,トリビシ市サムゴリ地区の15カ所の投票活動を監視活動を行ったが,投票にかかる一連の手続きは規則に則って行われ,特段の問題は見られなかったとの報告があった。