記者会見
北村外務報道官会見記録
(令和7年12月3日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)
冒頭発言
社会人経験者選考採用試験
【北村外務報道官】冒頭、私(外務報道官)から2点です。
まず1点目は、外務省の社会人経験者選考採用試験についての紹介です。国際環境の変化、新たな、そして、複雑化する外交課題に対処するため、外務省は豊富な経験と多様なバックグラウンドを持つ人材を求めています。その観点から、令和5年度(2023年度)から、総合職相当で外務省独自の社会人経験者選考採用試験を実施してきておりますが、来年度(令和8年度)から、外務専門職相当の試験、いわゆる書記官級の試験につきましても、これまでの人事院を通じた採用から、外務省独自の選考採用に変更いたします。
また、選考プロセスを見直しまして、来年度からは、書類選考及びオンラインでの面接試験を経て、対面での面接試験に進むプロセスになりますので、海外勤務者や地方在住者を含めた多くの受験者にとって、受験しやすくなります。
応募の受付は来年の夏ですけれども、今後、制度の周知のために、説明会等を実施しますので、外務省ホームページやSNS等をご確認の上、ご参加いただければと思います。
また、外務省では、任期付職員として、有期雇用での社会人経験者採用も行っております。実際に携わっていただく業務は一般の職員と変わりませんし、その経験を、その後のキャリアにつなげている方もいます。これまでの実務経験を踏まえ、外交政策に関わってみたいという思いを持たれている方々の応募をお待ちしております。
なお、この任期付職員の募集は、これまで随時行っておりましたけれども、12月1日から、2か月に1度の頻度で募集を行うこととしております。今月は約80のポストを公募しており、最大5ポストまで併願することができます。
今月8日(月曜日)、11日(水曜日)、15日(月曜日)の19時からオンラインでの説明会も開催いたします。是非、関心のある方はご参加ください。詳細は外務省ホームページに掲載されておりますので、そのご案内をご覧いただければと思います。
キリギス共和国議会選挙
2点目は、キルギス共和国議会選挙についてです。この後、外務報道官談話を発出させていただきますけれども、11月30日に行われたキルギス共和国議会選挙が、概ね透明性が確保された形で、平和裏に実施されたことを歓迎いたします。
我が国は、キルギスにおいて、今回の選挙で選出された議会の下、すべての政治勢力が民主主義と憲法的秩序に則り、同国の安定と発展に向けて協力して取り組んでいくことを期待しております。

