記者会見
北村外務報道官会見記録
(令和7年4月16日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)
冒頭発言
ミャンマー中部地震を受けたタイ及びミャンマーに対する支援
【北村外務報道官】私の方から冒頭1点、3月28日にミャンマー中部で発生しました地震を受け、タイ及びミャンマーに対する支援を行っておりますけれども、その最新の状況についてご紹介をしたいと思います。
まず、タイですけれども、昨日、報道発表を出しましたが、日本政府は、地震によるタイ国内での被害を受けまして、先般派遣しました道路分野の専門家チームに続きまして、本日から19日まで、日本から建築分野の専門家チームを派遣をいたします。この専門家チームは、建築物の耐震性や安全性確保について、これまで幾多の地震災害を乗り越えてきた日本の経験や強みを紹介し、タイ側と意見交換を行う予定になっております。
ミャンマーについてですが、4月11日の外務大臣による決定を受けまして、12日から派遣されております国際緊急援助隊の医療チームの第2次隊が、マンダレーのサイトを第1次隊から引き継いで、昨15日から医療活動を開始いたしました。同15日には約100名の受診がありまして、一次隊を含め、これまで延べ約1,300名の診療を実施したことになります。診療施設の前には、いつも行列ができていると聞いておりまして、多くの患者から謝意が示されるなど、ミャンマーの人々が直接裨益する活動を行っているところです。
引き続き、両国に対して必要な支援・協力を行っていく考えでございます。
私(北村外務報道官)からは以上です。