記者会見

岩屋外務大臣臨時会見記録

(令和6年10月1日(火曜日)22時57分 於:本省中央玄関)

 (大臣)こんばんは。大変遅い時間になってしまいまして申し訳ありませんでした。記者の皆さん、本当にお疲れ様でございます。

 本日、外務大臣を拝命いたしました岩屋毅でございます。宜しくお願い申し上げます。私(大臣)は18年前ですけども、外務副大臣を務めさせていただきました。また、その後、防衛大臣などを務めて、外交・安全保障の問題にずっと関わって参りましたが、本日、外務大臣を拝命いたしましたことは大変光栄なことであると同時に、責任の重大であることを痛感しているところでございます。

 本日、石破総理からは、これまでの日本外交の積み重ねの上にですね、これをさらに発展をさせて、日本外交を充実させていってほしいという指示を頂きました。

 外交は言うまでもなく一貫性と継続性が必要でございます。激動する国際情勢、我が国を取り巻く厳しい安全保障環境、この中で日本の平和を守り、東アジアの安定を図っていくということが、これが世界のためにもなるというふうに私(大臣)は確信をいたしております。日本外交がこれまでに積み上げてきた成果を活かしながら、国際社会の平和と繁栄にしっかり貢献ができる外交を展開して参りたいというふうに考えております。

 一番大事なのは、言うまでもなく日米同盟でございます。これからも日本の外交・安全保障の基軸であり続けるのが日米同盟でございまして、この日米同盟をさらに深化させ、その抑止力及び対処力を強化して参りたいというふうに考えております。

 もう一つは、「自由で開かれたインド太平洋」、FOIPの取組、さらに米国、韓国、豪州、インド、ASEAN、欧州などと共に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化にしっかり取り組んで参りたいと思います。また、中国とは、しっかりと対話を強化していきたいと考えております。

 次に、国際社会の分断や対立が深刻化する今こそ、G7の連携を継続していくことはもちろんですけども、グローバル・サウスの国々ともきめ細やかに連携して、国際社会の秩序の強化、というか再構築をリードしていきたいと考えております。

 世界が分断や対立に向かう、それをですね、融和と協調に向けていくというのが日本外交の使命だというふうに考えておりますので、私(大臣)自身、これから様々な外交機会を通じて、カウンターパートの方々との人間関係をしっかりと構築して、日本外交の存在感を示していきたいというふうに考えております。

 詳しくは、明日の記者会見でまたお話をさせていただきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします。

記者会見へ戻る