記者会見
北村外務報道官会見記録
(令和8年7月29日(水曜日)15時45分 於:本省会見室)
冒頭発言
令和8年度外務省社会人経験者選考採用試験
【北村外務報道官】出張と会見が重なる日が数週間続きましたので、6月24日以来の会見となります。御迷惑をおかけしています。
冒頭、私(外務報道官)からは、1点、外務省の採用についてお話をさせていただきます。
外務省では、総合職相当と専門職相当の社会人経験者採用試験の応募を、7月31日金曜日から8月31日月曜日まで受け付けます。
また、一般職相当の社会人経験者採用試験については、現在募集を行っており、申込み受付期限は、8月14日金曜日までとなっています。
さらに、2か月ごとに実施している任期付職員の採用につきましても、8月3日月曜日から、約50ポストを対象に公募をいたします。
それぞれの詳細については、外務省ホームページを御覧ください。外交の最前線で一緒に働いてくれる方々の応募をお待ちしています。
私からは以上です。
質疑応答
外務省幹部による情報発信
【時事通信 木下記者】外務省幹部による情報発信について伺います。アフリカ部の高橋美佐子部長は、今月、個人名での「X」のアカウントを開設しました。同アカウントでは、自己紹介欄にアフリカ部長との肩書きが書かれており、外務省によるアフリカに関する取組などを紹介しております。アカウント作成の背景や狙いと、外務省内での個人の「X」アカウント開設は大臣と外務報道官を除いて初めてかどうか伺います。また、国際協力局においては、インターネット投稿サイト「note(ノート)」のアカウントを開設し、同局政策課の原田課長が個人名での発信を行ないました。幹部個人の情報発信についての有益性や今後の展開について、お考えがあれば併せて伺います。
【北村外務報道官】御指摘のアフリカ部長による「X」アカウント、これにつきましては、日本のアフリカ外交の意義や重要性について、タイムリーに発信することを目的として、試行的な取組として、本年の7月上旬に開設されたものです。
御質問の官職名での「X」アカウントの開設ということですが、本省におきましては、私、外務報道官によるものを除くと、アフリカ部長が初めて「X」アカウントを開設しました。大臣ということで言及もございましたけれども、外務大臣という官職でのアカウントの開設は、外務省としては行っておりません。また、本省以外、在外公館になりますが、既に多くの大使が、いわゆる大使という官職名での発信を行っています。
さらに、官職名のアカウント以外にも、本省では25を超える課室、在外公館ですと、ほぼ公館ごとにアカウントをそれぞれ開設しておりまして、それぞれの日々の業務、取組、外交についての発信を行ってきているところです。
もう一つ、御質問にありました国際協力局の「note」についてですが、これは国際協力局の課室長等がODAの意義、あるいは現場での取組、これを直接発信することを意図したものです。
外務省としては、広く我が国の外交政策全般について、国民の皆様の理解をいただくことが非常に重要であると考えております。今後とも、こうした会見の機会を活用したり、またSNS発信など様々な手段を活用し、外交に関して分かりやすく発信していくよう取組を強化していきたいと考えているところです。
発信について御質問いただきましたので、この機会に、アフリカユースプログラムについて、改めて御説明いたします。冒頭申し上げましたように、私(外務報道官)のこの会見は、前回6月24日から1か月ぶりとなりますが、その間に、このアフリカユースプログラムについて、ネット空間等で正しくない情報に基づく情報発信が行われてきております。
このアフリカユースプログラムは、前回も御説明しましたが、昨年8月のアフリカ開発会議(TICAD9)で発表した日本の取組の一つであり、日本とアフリカの相互理解促進を目的とする事業です。日本とアフリカの若い世代が、双方向で相互訪問、交流することを通じ、TICADの掲げる「共創」、共に創るということを実践をする、それを目指しているものです。
前回御紹介したのは、このプログラムの第一弾であり、6月29日から7月8日まで、アフリカ5か国から124名の高校生が来日し、日本の高校生や大学生との交流等を通じて若い世代の相互理解を深めました。それぞれ、母国に帰国した高校生からは、日本への感謝とともに、学校に日本クラブを作りたい、あるいは、将来は日本とアフリカの懸け橋になりたい、そういった声が寄せられています。
8月末からは、今度は日本の大学生72名が、エジプト、ルワンダ、エチオピア、ザンビアを、それぞれ約2週間訪問する予定となっています。また、第2弾のアフリカからの高校生、具体的にはエチオピア、セネガル、ルワンダ、エジプト、ザンビアから来日し、同じく約2週間日本に滞在して交流した後に、それぞれの母国に帰国する予定となっています。
こうした事業に加え、今後、様々な事業が、この「アフリカユースプログラム」の枠組みの下で実施される予定となっています。
アフリカから来日する高校生は、各国のいわゆる名門校からの選抜で来ており、将来は国を支える人材となることが期待される若者たちです。アフリカの若者が日本を知り、日本の若者がアフリカを知る、そうしたことを通じて、国際社会での地位向上と経済成長が著しいアフリカ、そのアフリカと日本との間で、今後、数十年に及ぶ人的な信頼関係を構築し、知日派を育てることができると考えているところです。
