記者会見

岸田外務大臣会見記録

(平成25年4月16日(火曜日)8時44分 於:院内閣議室前)

冒頭発言-ボストンマラソン会場における爆発事件について

【岸田外務大臣】米国ボストンマラソン会場で爆発事件が発生したという報告を受けております。今回の事件の背景につきましては、未だ判明しておりませんが、いずれにしましても、大変痛ましい事件であり、犠牲者、被害者、そして、その御家族、関係者に対し心からお見舞いを申し上げたいと存じます。
 現時点では、邦人の被害の報告は受けておりませんが、引き続き全力で確認中であります。

ボストンマラソン会場における爆発事件

【日本テレビ 菊池記者】ボストンの爆発ですけれども、米国政府から何か最新の状況、連絡はございますでしょうか。

【外務大臣】今回の事件の背景については、テロ事件の可能性も含め米当局において、今、捜査中と承知をしております。
 我が国も関心を持って見守っております。

北朝鮮情勢

【日本テレビ 菊池記者】北朝鮮ですけれども、挑発的な言動が続いているにもかかわらず、今のところミサイル発射の兆候など、実際まだ発射されていないのですけれども、この北朝鮮の動きをどのように、今の段階で分析されていますでしょうか。

【外務大臣】北朝鮮の動向については、引き続き情報収集・分析に全力を挙げると同時に、国内においても不測の事態に備えて万全の態勢を取っております。一方、外交努力として関連各国としっかり連携をしながら、この北朝鮮の度重なる挑発的言動に振り回されることなく、北朝鮮には、こうした言動をくり返しても何ら自らの利益にならないということをしっかりわからせるための強いメッセージを発していくことが必要だと考え、そうした努力を続けております。

【朝日新聞 山岸記者】昨晩、(北朝鮮は)韓国に対して「最後通牒」という言葉使いで非常に厳しい警告を発したわけですけれども、この「最後通牒」という言葉が出たことは何か新しい段階に状況が進んだというように理解をされているのでしょうか。

【外務大臣】こうした挑発的言動がさらに繰り返されていることについては、まことに遺憾なことだと感じています。しかし、こうした言動に振り回されることなく北朝鮮にしっかりと強いメッセージを伝えていく、国際社会と連携していくことの重要性は変わらないと思っています。
 こうした外交努力を続けながら、引き続きまして情報収集、そして、国内での対応に万全を期したいと思っています。
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