記者会見

上川外務大臣臨時会見記録

(令和5年10月8日(日曜日)11時33分 於:成田空港)

質疑応答

【記者】イスラム組織ハマスがイスラエルへの大規模な攻撃を行い、イスラエル軍は空爆などの報復作戦を始め、双方あわせて400人以上が死亡したとされています。大臣の受け止めや今後の対応を伺います。

【上川外務大臣】10月7日、ハマスを含みますパレスチナ武装勢力が、ガザ地区からイスラエルに向けて多数のロケット弾を発射をし、イスラエル領内に越境攻撃を行い、多数の死傷者が発生しました。罪のない一般市民に多大な被害が出ており、我が国は、これを強く非難します。犠牲となった方々に哀悼の誠を捧げ、御遺族に対し哀悼の意を表しますとともに、負傷者の方々に心からお見舞い申し上げます。
 また、一般の市民を含む多数の方々が、ハマス等により誘拐されたと報じられており、これを強く非難するとともに、早期の解放を強く求めます。一方、イスラエル国防軍の攻撃によりガザ地区におきまして多数の死傷者が出ていることを深刻に憂慮いたします。
 我が国は、これ以上の被害が生じないよう全ての当事者に最大限の自制を改めて求めます。我が国と致しましては、引き続き、在留邦人の安全確保に万全を期していくとともに、イスラエル、パレスチナ双方への働きかけを強化をし、国際社会とも連携しつつ、事態の早期沈静化に向けて尽力してまいります。

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