記者会見
茂木外務大臣臨時会見記録
(令和2年2月10日(月曜日)17時35分 於:本省中央玄関ホール)
冒頭発言
【茂木外務大臣】新型コロナウイルスに関しましてですね,これまでにチャーター機4機派遣いたしまして,帰国を希望されている方,大半については日本に帰国された状況でありますが,今,第5便の派遣について調整を始めました。
日本政府としては,この第5便をもってですね,チャーター機による帰国オペレーションにとりあえずの一区切りをつけたい,このように考えております。
ついては,在留邦人の皆様に対してですね,第5便の運航につき,しっかりと周知をしたいと考えております。その一環で,少し前倒しに今発表させていただいたということでありまして,第5便の運航については,早くともこの週末以降になる,このように考えておりまして,その方向で調整を進めております。
湖北省に在留する邦人や所属企業の皆様におかれては,次の第5便での帰国について,改めて早急に検討していただきたいと思います。ぜひ御理解と御協力をお願いしたいと思います。私の方からは以上です。
質疑応答
【記者】何名くらいってのはまだわからないですか。
【茂木外務大臣】これからこうした形でですね,今発表させていただきましたし,それぞれ企業を通じて,また現地でですね,それぞれ連絡を取ったり,ホームページ上で第5便おそらくこれで一区切りという形でご連絡をして,どれだけの方がお帰りになりたい,こういう希望があってですね,実施するわけですけども,これまでの1便から4便を比べると現時点においては,少ない数になるのではないかなと思っております。
【記者】武漢で亡くなった60代の男性がコロナウイルスが陽性だと確認された報じていますが,日本政府として把握されている事実関係をお願いします。
【茂木外務大臣】中国政府がインタビューに応じて言っている内容によく聞きますと,必ずしもそのようには発表していないとそのように思っておりますが,いずれにしても事実関係を確認中でありますが,同人が亡くなった病院の関係者からですね,これまでこの邦人には,新型コロナウイルスの陽性の疑いが高いものの確定的な判断をすることは困難であると指摘しておりまして,今回の死因についてはウイルス性肺炎と判断している,こういう説明を受けているところであります。こちらご家族の皆さんに対してですね,今後とも必要な支援を続けていきたいとこんなふうに考えております。