記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成30年9月26日(水曜日)21時14分 於:米国・ニューヨーク)

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冒頭発言

【河野外務大臣】国連総会のハイレベルウィークも,まあ折り返しを過ぎました。今日は,イランならびにアメリカとの首脳会談がありましたので,それに同席をしたほか,日韓外相会談,ルーマニアの副首相との会談,それから日本とパシフィック・アライアンス,太平洋同盟閣僚級会合を行いました。そのほか,「質の高いインフラの推進に関する会合」をEUならびに国連と共催をいたしました。また,シリア問題,中東和平の会合に出席をし,国際社会が抱える様々な課題について,日本も主体的に関与しているということを積極的に発信をいたしました。
 康京和(カン・ギョンファ)韓国外交部長官との外相会談では,北朝鮮問題に関して,完全な非核化の実現に向け,両国ならびに日米韓でしっかり連携をしていくことを確認いたしました。また,10月の最初にタスクフォースの有識者会合の提言が出されますので,これをもとに日韓双方の有識者会合のメンバーで意見交換をしようと,そういう場をつくろうということで一致したほか,両国間の様々な問題を適切にマネージし,未来志向の両国関係をつくっていこうということで一致をいたしました。
 ルーマニアの戦略的パートナーシップ担当であるビルチャル副首相との会談では,今年1月の安倍首相の訪問のフォローアップとして,両国間の戦略的パートナーシップの構築に向けた協力関係をしっかり構築していこうということで意見交換を行いました。
 パシフィック・アライアンス,太平洋同盟との閣僚級会合では,TPP11の早期発効をはじめとする自由貿易の推進,北朝鮮問題をはじめとする地域および国際社会の問題解決のために,同盟との間であらゆるレベルの政策対話を強化したいということを伝えました。
 また,昨年に引き続き「質の高いインフラの推進に関する会合」を共催をし,私から「自由で開かれたインド太平洋戦略」を説明しつつ,来年G20の議長国をやりますので,「質の高いインフラ」を国際スタンダードとして確立させていく,ということにしっかり取り組んでいこうという考え方を述べました。
 「シリア危機に関する閣僚会合」では,シリアの恒久的な平和と安定は,ジュネーブにおける政治プロセスの進展と国民和解なしには実現し得ないことを強調をし,「困難に直面する全てのシリア人への支援」を信念とする我が国のシリア支援の原則を紹介をいたしました。
 「二国家間解決に関するハイレベル会合」では,イスラエルとパレスチナが平和裡に共存する「二国家解決」について日本の変わらぬ支持を明確にするとともに,当事者間の信頼醸成の促進,あるいはパレスチナの人々が国家建設に向けた希望を持てるような日本らしい支援を行っていく旨申し上げました。
 それから,今日の昼,国連本部におきまして20分程度,北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相と会談を行いました。内容については一切これ以上触れるつもりはございません。以上です。

質疑応答

【記者】李容浩外相との会談ですが,これは立ち話という形式でしょうか。

【河野外務大臣】いえ,会談です。

【記者】着座した会談ですか。

【河野外務大臣】はい。

【記者】中身については触れられないということですが,日本の基本的立場については言ったということでしょうか。

【河野外務大臣】内容については一切触れるつもりはございません。

【記者】今回の会談は予め予定されていたのですか。

【河野外務大臣】内容その他についてこれ以上申し上げることはございません。

【記者】申し上げられないという理由は。

【河野外務大臣】申し上げられません。

【記者】今回の会談というのは今後の拉致問題解決に向けた日朝首脳会談につながるとお考えでしょうか。

【河野外務大臣】内容については一切触れるつもりはございません。

【記者】今日の日韓外相会談についてお伺いしたいのですが,今後の方針についても話したということですが,終戦宣言などについては,日韓で立場の違いもあるのではないかと思いますが,そのあたりはいかがですか。

【河野外務大臣】非核化がしっかり進むことが大事だというところでは一致をしておりますので,差があるというほどではないだろうと思っております。

【記者】日韓外相会談についてお聞きしたいのですが,日韓首脳会談の方では,文在寅大統領が日韓合意に基づく財団の事実上の解散を示唆したという報道がありますけれども,今回,財団を巡って韓国側から説明があったのでしょうか。

【河野外務大臣】日韓合意をしっかりと履行して欲しいというこちらからの話はお伝えをいたしました。

【記者】日米首脳会談に本日同席されていたと思うのですが,新たな交渉を開始するということで合意されましたが,以前大臣が両首脳の関係が良くてもそれと経済の問題,貿易の問題は少し違うという趣旨の話をされていたと思うのですが,今後の日米関係の変化はどうご覧になっているのでしょうか。

【河野外務大臣】トランプ大統領から,日本に対して言いたいことがあるけれど,シンゾー(晋三)との友情関係もあるのでこれで行こう,という話もありました。これから,茂木・ライトハイザーの間で様々な話し合いが行われると思いますが,日米そうした首脳同士の信頼関係の下で,かなり安定した関係が築いていけるのはないかと思っております。

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