記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成30年9月11日(火曜日)18時40分 於:ベトナム・ハノイ)

冒頭発言

【河野外務大臣】日本ベトナム外交関係樹立45周年となります今年,ベトナムを27年ぶりに私としては訪れました。ASEANに関する世界経済フォーラムには2年前国家公安委員長として参加をいたしましたが,外務大臣としては初めての参加となります。13日にアジアの地政学の見通しというパネルでディスカッションをする予定になっております。今日はカンギョンファ韓国外交部長官と会談をしたあと,ベトナムのフック首相を表敬をいたしました。カンギョンファ長官とは北朝鮮の非核化の問題につきまして最近の情勢を踏まえ,来る南北首脳会談に向けた取り組みを含め,今後の対応方針について意見交換をし,日韓,日韓米三カ国で緊密に連携していくことを確認をいたしました。フック首相とは,首相府で表敬をさせていただいて,二国間の交流関係の促進,またベトナムがASEANの対日調整国となったことも踏まえて,南シナ海を含む地域情勢あるいは国際場裡についての意見交換を行いました。また,来月,東京で日メコン首脳会議が開催されますが,その成果についても,目指すべき成果についても意見交換をおこないました。私からは以上です。

質疑応答

【記者】大臣,アメリカと北朝鮮の間で,非核化と,終戦宣言の順番を巡ってですね,少し駆け引きがあるようですけども,日本側の,非核化は最優先だという立場はですね,今日韓国,カンギョンファさんには伝えたのでしょうか。

【河野外務大臣】あの,国際的に朝鮮半島の非核化,というものが大きな,最優先の課題である,というのは,これはもうすべての国がこの核不拡散体制を維持するためには,北朝鮮,非核化をしなければならないことで一致をし,国際社会でズレはない,というふうに考えております。二度目の首脳会談がこうした北朝鮮の非核化に向けて,しっかりとした行動につながることを期待をしたいと思います。

【記者】韓国が年内に終戦宣言というのを目指しておりますが,その辺もう少し日本との温度差というのはあるのでしょうか。

【河野外務大臣】あの,韓国側が年内に終戦宣言うんぬんというところについては承知をしておりません。

【記者】大臣,南北首脳会談に向けて,今後の方針について意見交換したということですけど,南北首脳会談に向けて,どういったすりあわせをしていくのか。

【河野外務大臣】中身については差し控えますが,だんだん,南北の首脳会談も迫ってきておりますので,朝鮮半島がしっかりと非核化されていくよう期待したいと思います。

【記者】今日は拉致問題についても話をされたのでしょうか。

【河野外務大臣】拉致問題についても話はしました。

【記者】どういった話を大臣からされたのでしょうか。

【河野外務大臣】あの,中身については差し控えたいと思います。

【記者】日韓共同宣言20周年という節目の年だと思うんですけれども,会談冒頭でも文在寅大統領の訪日を心待ちにしているということで,いつ来られるのかという時期については何か進展はあったのでしょうか。

【河野外務大臣】いま調整中でまだ何も決まっておりません。

【記者】ちょっと話がずれるんですけども,あの金正恩朝鮮労働党委員長からトランプ大統領に対して書簡が送られたとのことですが,その中ではその二回目の米朝首脳会談を求める内容だったということなんですけども,それについては大臣,どのように考えますでしょうか。

【河野外務大臣】シンガポールの最初の会談で両首脳が合意した非核化ということについてですね,北朝鮮が具体的なステップをとるということを期待をしたいと思いますし,それにつなげるような会談なら日本としても大いに歓迎したいと思います。

【記者】まさにその書簡が送られてですね,公開をされたのが10日というタイムリーな形になりましたけども,今日のそのカン外相との話のなかではこの書簡についての話は出たのでしょうか。

【河野外務大臣】あの全般的に南北の首脳会談,北朝鮮情勢について話をいたしました。

【記者】大臣,今日予定されていたよりも会談が30分ほど長くなりました。途中で少人数でのカン長官との会談になったかと思います。北朝鮮のことを少人数で主に話されたのでしょうか。

【河野外務大臣】カン長官とは10数回会談を行っておりますが,非常にお互い信頼関係があるなかで機微な問題についてもまあ率直に話し合いをすることができる環境を築いてきたというふうに思っております。会談の機微な中身については差し控えたいと思います。

【記者】カンギョンファさんとの会談の中で,慰安婦であるとか,徴用工であるとかっていうそういう懸案についても話題に上ったのでしょうか。

【河野外務大臣】あの両国間の難しい問題についての話がありましたが,しっかりと適切にマネージしていきたいというふうに考えております。

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