記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成30年7月31日(火曜日)20時56分 於:ロシア・モスクワ)

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【記者】9月に日露の首脳会談を控える中での今回日露の2+2でしたが率直な感想をまずお願いします。

【河野外務大臣】ラブロフさんとは今年に入っても3回目で随分日頃からいろいろとやりとりをさせていただいておりますが,ショイグ国防大臣とは今日初めてお目にかかりました。率直なやりとりができたのではないかと思います。9月のウラジオストクでのありうべき首脳会談を始めハイレベルでの交流が日露間順調に動いております。これを四島での共同経済活動はじめ,平和条約締結問題にしっかり結びつけていきたいという風に思います。

【記者】北朝鮮問題についてお伺いします。非核化について継続して求めていくこと,連携していくことで一致したとのことですが,具体的に制裁については日本側としてどのように求めて,ロシア側からどのように答えがあったのでしょうか。

【河野外務大臣】日本側からは核・生物兵器,化学兵器のCVIDいうことを申し上げ,引き続き安保理決議に基づいた制裁を続けていくことが大事だ,ということを申しました。ロシア側からの話については差し控えたいと思いますが朝鮮半島の非核化は日露が共有する目標ですのでそれに向けて日露でしっかり連携していこうという話をしました。

【記者】ロシア側は制裁の継続には否定的,緩和することを求めているということですが。

【河野外務大臣】ロシア側の発言について公表することは控えたいと思いますが,連携してしっかりと非核化を実現しようということについてはまったく異論は双方ありません。

【記者】9月に日露の首脳会談がウラジオで予定されていますが,注目されているのは北朝鮮の金正恩委員長がくるかどうかですが,今日の日露外相会談では金委員長が来るかどうかについてはロシア側から説明はあったのでしょうか。

【河野外務大臣】こちら側からも聞いていませんし向こう側からも説明はありません。

【記者】今日会見でラブロフさんから再びイージスアショアに関する懸念を日本側に表明したとおっしゃっていましたが,実際にどのような議論が行われて,日本側からどのような反応をなさったのか改めて教えていただけますでしょうか。

【河野外務大臣】イージスアショアは日本が導入する日本の国民の生命・財産を守る完全な防御システムだという説明をいたしました。特にロシア側が懸念していることはあたらないということで必要ならば専門家で説明をさせると申し上げました。

【記者】ロシア側はどのような懸念を具体的に表明されているのでしょうか。

【河野外務大臣】ロシア側からは以前聞いた話と同じでした。

【記者】先ほどの共同記者発表の中で立場のことなる問題,受け入れられないものがあるとのご発言があったのですが具体的には何を念頭にしたご発言だったのでしょうか。

【河野外務大臣】様々な問題で日露立場が違うところはありますがそうしたことを乗り越えて日露平和条約に向けて努力をして参りたいと思います。

【記者】様々な問題というは。

【河野外務大臣】様々な問題です。ご想像のとおりです。

【記者】本日,一部報道で北朝鮮が核ミサイル開発を再開しているのではないかというものがあったのですがこれについて本日議論に上ったのか,上った場合,何をお話されたのでしょうか。

【河野外務大臣】議論にはなりませんでした。

【記者】特に提起はされていないのでしょうか。

【河野外務大臣】ありません。

【記者】外相会談について,共同経済活動の現地調査で日程で合意されたという話がありましたが,中身のスケジュールについて具体的に何をするかというところまで合意されたのかということと,空路墓参への歓迎と感謝の言葉を会見でおっしゃられておりましたけれども,衛星携帯電話,今回没収されたということがありました。あと,北特法の改正についてもロシア外務省としても懸念を示しているという部分がありましたけれども,これらの3点についてやりとりがあったのかということを教えてください。

【河野外務大臣】8月16日から20日ということで,ビジネスミッション,これは日本側からも意欲のある事業者に参加をしていただきますが,ロシア側からもそうした前向きな事業者の参加ということになるんだと思いますので,このビジネスミッションの成果を踏まえて次官級協議を首脳会談前に行って首脳会談に報告する,一応そういうスケジュールでございます。日本側からロシア側に対して申し上げるべきものは外相会談の中で様々申し上げました。

【記者】先ほどの会見で小野寺防衛相が日本の懸念として北方四島での軍事演習や増強への懸念をはっきりと申し上げていましたが今のような言い方をされるということは大臣としてあえてその部分については発言をしないという意味ですか。

【河野外務大臣】たくさんありますから,いちいち列挙はしませんが申し上げるべきことはしっかりと申し上げました。

【記者】先ほど質問した二点については話題になったのでしょうか。北特法の改正と携帯電話の回収。

【河野外務大臣】それは話題に上がりました。

【記者】日本の立場としておっしゃることはおっしゃった。

【河野外務大臣】申し上げました。

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