記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成30年7月17日(火曜日)9時23分 於:官邸エントランスホール)

日米原子力協定

【記者】日米の原子力協定ですね,昨日,発効の期限を迎えまして,これから大臣が常々おっしゃっていた不安定な状況で,これを解消していくためには,どういった観点でアメリカ側,また国内での議論・調整を進めていくお考えかをお聞かせいただけますでしょうか。

【河野外務大臣】当初期間が終わると,一方の通告で解消という状況になります。原子力協定は日本の原子力産業の基盤をなすものですので,日本が持っている大量のプルトニウムについて,きちんと削減に向けた努力をしていくということが大切になってくると考えております。
 IAEAの査察を日本はしっかりと受けておりますので,これが流用される懸念というのはございませんけれども,使用目的のないプルトニウムを持たないという原則に違反をしているというような疑いをかけられないように,日本としてもこのプルトニウムの取扱いについて慎重であるべきだと考えます。

【記者】既に,国内も含めての議論・調整というのは進められていると。

【河野外務大臣】これまでも,使用目的のないプルトニウムを持たないという原則でやってきているということでございます。「もんじゅ」が廃炉になりましたので,様々調整が必要になってくる部分というのは当然あろうかと思いますが,不拡散体制をしっかりと維持するためにも日本としてできることはきちんとやりながら,この原子力協定を維持していくということになるのだろうと思います。

北朝鮮情勢

【記者】北朝鮮の関係なんですけれども,各紙の報道や,あるいは米国からの報道等で北朝鮮が濃縮施設を秘密裏に作って稼働していたという話があります。ポンペオ長官からもその点は指摘したというふうな報道もありますけれども,大臣としてもこれまでのポンペオ長官との会談の中で,そういった北朝鮮の現状についてはどのような説明をお聞きになっているかということと,大臣としての北朝鮮の現状についてのご認識をお願いします。

【河野外務大臣】個別のことについて,公に申し上げるのは適当ではないと思っております。いずれにいたしましても,米朝の非核化という交渉の中で,取り上げられていくべき問題と考えております。

政治資金規正法関連

【記者】自民党の古屋議運委員長が,政治資金のパーティーの収入を過少申告していたという疑いが報じられましたけれども,また政治と金の問題,改めて出てきましたけれども,一人の国会議員としてどうお感じでしょうか。

【河野外務大臣】全く詳細知りませんので,コメントのしようがございません。

【記者】パーティーについては,寄付より規制が緩いという政治資金規制法上の問題,指摘されていますけれども,そういった法律のあり方についてはどのようにお感じになりますか。

【河野外務大臣】詳細知りませんので,コメントのしようがございません。

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