記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成30年6月6日(水曜日)17時55分 於:米国・ワシントンD. C.)

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冒頭発言

【河野外務大臣】ボブ・コーカー上院外交委員長,ロバート・メネンデス・ランキングメンバーとの会談,その他を行った後,ポンペオ国務長官と日米外相会談を行いました。ポンペオ長官とは先日来三回目になりますが,明日の日米首脳会談,それからG7サミットを前に最新の米朝会談に向けての準備状況の確認,それからG7に向けて日米でどのようにメッセージを出していくかといったことの確認をいたしました。また,来たるべきシンガポールにおける米朝会談の後,日米外相会談を行うことなどについての打ち合わせをいたしました。特に北朝鮮に対してCVIDを求める,その間,経済制裁を安保理(決議)に基づいて国際社会で一致して履行する,こうした基本方針に何ら変わりはありません。その他,詳細について手の内になるところは申し上げることは差し控えたいと思いますが,G7に向けて少しそうしたことを最終確認させていただきました。

質疑応答

【記者】米朝会談に向けた準備状況については,先方からどのような説明があったのでしょうか。

【河野外務大臣】おそらく行われることになるのだろうと思います。その後,ポンペオ国務長官から米朝の中身について少し相談をさせていただくことになりましたし,何か情勢に変化があればいつでも外相間で電話会談をやろうということにしております。

【記者】今回,拉致問題についてはやりとりがありましたでしょうか。また,12日に拉致問題を取り上げるというような言及はポンペオ氏からはありましたでしょうか。

【河野外務大臣】拉致問題を取り上げるという話は,これは先に首脳間でもそういうやりとりがございました。

【記者】今日はやりとりはあったのでしょうか。

【河野外務大臣】拉致問題については,若干触れるところはございました。

【記者】CVIDに関して,ポンペオ国務長官がご自身で訪朝もされていますし,この前の金英哲(キムヨンチョル)副委員長と会談されていますが,その中でも手応えとしては,ポンペオ氏の感触としては,どのような説明が今日はあったのでしょうか。

【河野外務大臣】中身については今日は差し控えたいと思いますが,基本的にCVIDが達成されるまで安保理決議に基づく経済制裁を国際社会できちんと履行していくということについて何ら変わりはございませんし,瀬取りその他の対応について,若干ご相談を申し上げたことはございます。

【記者】この間,トランプ大統領が最大限の圧力という言葉を使わないとおっしゃっていますが,先ほど圧力は維持していくということは確認されたということですが,その真意について説明というのはあったのでしょうか。

【河野外務大臣】米朝の首脳会談をやらないという話があった時に,トランプ大統領はさらにいくつも制裁のメニューがあるということを述べられておりましたけれども,米朝首脳会談をやるならばその手持ちのいくつかの制裁をやらなくてもいい訳ですから,少なくともその最大限手持ちの制裁のメニューを加えるという必要がなくなった,つまり現行の安保理決議,あるいは米国の独自の制裁を維持したまま,ということで十分だということと,手持ちの制裁をやるようなことにしないで欲しいという金正恩宛のメッセージだという風に理解をしています。

【記者】米朝後に日米外相会談を行うということでしたけれども,ソウルでの終わった後,日米韓外相会談をやるという話も報道されていますけれども,日米外相会談と日米韓外相会談の時期・場所についていかがでしょうか。

【河野外務大臣】これはアメリカ側も言っているとおり,シンガポールでの米朝会談というのが,どれくらいの期間行われるのか,一日なのか二日なのかあるいはそれ以上なのかということも確定しておりませんので,日米の外相会談をやろうということにはなっておりますが,ロジについては別途相談して決めていきたいと思います。

【記者】圧力のところですけれども,今のご発言の中で安保理決議に基づいた制裁というようなご発言をされているのは,トランプ大統領が最大限の圧力という言葉は使いたくないとおっしゃったことへの配慮というふうに受け止めてよろしいでしょうか。

【河野外務大臣】最大限の圧力というのは,今行われている安保理決議に基づいた経済制裁に加えて,米国が独自にやっている制裁がありますが,トランプ大統領はそれ以外にも手持ちに制裁のメニューがあるということをおっしゃっておりましたけれども,米朝会談が行われることになったので手持ちの制裁はやらなくても良いというのが現状で,つまり最大限の圧力をかける必要が今はない,今の現状の経済制裁を維持していくということであろうと,つまり金正恩委員長に対して,最大限の圧力をかけなければいけないような,手持ちの経済制裁を実行に移すことにならないように対応して欲しいというメッセージだと思います。

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