記者会見
河野外務大臣会見記録
(平成30年5月18日(金曜日)8時46分 於:官邸エントランスホール)
冒頭発言
大臣のブラジル,アルゼンチン,米国及びメキシコ訪問
【河野外務大臣】諸般の事情が許せば,5月19日から26日まで,ブラジル連邦共和国,アルゼンチン共和国,米国及びメキシコ合衆国を訪問いたします。
ブラジルにおきましては,ジャパン・ハウス(サンパウロ)で講演を行うほか,現地の日系社会関係者と意見交換を行う予定です。
アルゼンチンは,同国が主催するG20外相会合へ出席するほか,関係者あるいは各国外相との会談を行う予定です。
米国においては,政府関係者と会談を行い,米朝首脳会談についてのすり合わせを行います。
メキシコについては,先方の政府関係者との意見交換を行う予定です。
北朝鮮情勢(米朝首脳会談関連)
【記者】北朝鮮の外務次官が談話を発表しました。それに対してアメリカのトランプ大統領は「リビア方式」否定するなど。配慮を示すような,米朝首脳会談に向けての議論が加速していますけれども,この一連の動きについて,大臣,どのように聞いていらっしゃいますでしょうか。
【河野外務大臣】北朝鮮のそうした動きに,いちいち反応する必要はないと思っております。
【記者】米朝首脳会談,結果について日本政府はどのような形で報告を受けるべきか,例えば,外務省の担当者をシンガポールに派遣するなど,あとまた総理がシンガポールに実際に行くなど,どのような形がベストだと大臣はお考えになりますでしょうか。
【河野外務大臣】それをワシントンで相談してこようと思います。
【記者】金桂冠(キム・ゲグァン)次官が,米朝首脳会談,再考する可能性も指摘していますが,米朝首脳会談が開かれない可能性というのはあるとお考えでしょうか。6月12日に。
【河野外務大臣】それは,論理的にはいろんな可能性があると思いますが,北朝鮮のそうしたコメントにいちいち反応する必要は全くないと思っております。
【記者】いちいち反応する必要がないというのは,これまでも,平昌オリンピックもそうでしてけれども,今までの経緯を見ればという,そういう意味で。
【河野外務大臣】そういうことです。
第5次エネルギー基本計画
【記者】経産省のエネルギー基本計画についてお伺いしたいのですが,再エネ比率が22%から24%と3年前と変わっていません。世界的なトレンドから見て拡充する流れだと思いますし,外務省として100%を目指すとおっしゃっているんですけれども,これについての受け止めと,閣議決定までに外務省としてその比率を増やしていくというような働きかけをするお考えはありますでしょうか。
【河野外務大臣】政府部内,調整中でございますので,まだお答えできることはありません。
米国の鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置
【記者】米国の鉄鋼・アルミ製品の輸入制限に関して,WTOの枠組みの中での対応というものを政府として検討されているということなんですが,現在の調整状況はいかがでしょうか。
【河野外務大臣】WTOの枠組みの中で,対応について検討しております。まだ決定したことはございません。