記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成30年3月9日(金曜日)8時46分 於:官邸エントランスホール)

冒頭発言

(1)TPP11の署名

【河野外務大臣】現地時間3月8日(日本時間9日),チリのサンティアゴにおいて,茂木TPP担当大臣出席の下,TPP11の署名式が行われました。
 この協定は,アジア太平洋地域において,貿易,投資の自由化を進めるとともに,知的財産や電子商取引など,幅広い分野で新たなルールを構築し,自由で公正な経済秩序の礎となるものだと思っております。非常に画期的な成果だと思います。

(2)米国の鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置決定

【河野外務大臣】本9日,米国大統領が,カナダとメキシコを除く全ての国からの鉄鋼及びアルミニウムの輸入品を対象に,関税を引き上げる輸入制限措置を決定したことは遺憾でございます。
 今般の措置は,同盟関係にある日米両国の経済・協力関係,さらには世界経済に大きな影響を及ぼしかねず,日本企業への影響や世界貿易機関(WTO)協定との関係を十分に精査した上で,今後適切に対応する考えです。

(3)第三国定住難民の定住先の決定

【河野外務大臣】ミャンマーからの難民の第三国定住第8陣8家族29名の定住先が,広島県呉市と神奈川県藤沢市に決定いたしました。
 昨年9月に来日した難民の方々の両市への定住を通じて,難民問題への理解が全国規模で広がることを期待しております。
 今後の第三国定住難民受入れにご関心のある自治体や企業の皆様がいらっしゃいましたら,情報を提供させていただきますので,外務省までお知らせいただければと思います。

(4)外務省の業務合理化

【河野外務大臣】外務大臣出張に係るロジブックなどを廃止をするとともに,今年,外務大臣が主催をする会合で,ロジその他の業務を民間企業にアウトソーシングするということをやってまいりたいと思っております。
 また,部,局長以下の応答要領の作成,その他についても大幅に業務の合理化・効率化をやっていきたいと思っております。

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