記者会見

河野外務大臣会見記録

(平成30年2月23日(金曜日)8時48分 於:官邸エントランスホール)

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冒頭発言

(1)女子差別撤廃委員会における韓国代表の慰安婦問題に関する発言

【河野外務大臣】昨日,ジュネーブで実施された女子差別撤廃委員会において対韓国の審査が行われましたが,その中で「性奴隷」という事実に反する言葉が使用されました。
 これは日韓合意の際に韓国側とも確認していたにもかかわらず,韓国代表団が今回「性奴隷」というような言葉を使用したことは我が国として受け入れられず,極めて遺憾です。
 今日未明,外務報道官談話を発出したとおり,日本政府として,韓国側が合意を「最終的かつ不可逆的」なものとして着実に実行するよう強く求めていきたいと思います。

(2)ICJ補欠選挙(岩澤東京大学教授の候補指名決定)

【河野外務大臣】2月6日,小和田恆・国際司法裁判所(ICJ)判事が辞表を提出されました。これに伴い,今後,国連で補欠選挙が行われることになりますが,今般,岩澤雄司・東京大学教授を我が国として候補として推すことを決定しました。
 岩澤教授は,国際的に高く評価されている国際法の権威であるとともに,豊富な実務経験を有する人物です。ICJの裁判官候補として,最も適任であると考えております。
 国際社会における法の支配を重視する我が国として,我が国出身判事が,引き続きICJに貢献していくことが重要と考えております。ICJでの岩澤教授の当選に向け,全力で取り組んでいきたいと思います。

(3)2017年版開発協力白書の公表

【河野外務大臣】今日の閣議において,「2017年版 開発協力白書」の公表について報告しました。
 今回の白書では,「国際社会の平和・安定・繁栄のための国際協力」及び「持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取組」を特集として取り上げました。
 本白書を通じ,日本の開発協力に対する国民の皆様の関心と理解が更に深まることを期待したいと思います。

女子差別撤廃委員会関連

【記者】冒頭の女子差別に関連してなのですけれども,先日,康京和(カン・ギョンファ)長官が,日韓合意について本質を忘れた交渉だというふうに発言をされましたが,次の国連の人権理事委員会でも言及するというふうに思っておりますが,この一連の動きについて,また国と国の約束とも言いながらも,国際的な場でそういった発言をされるということについてはどのようにお考えでしょうか。

【河野外務大臣】文(ムン)大統領から安倍総理にもこの合意について言及がありましたが,「最終的かつ不可逆的」な,国際的な約束であるということを韓国側もしっかり認識をして,着実に履行していただきたい,日本側としては誠意を持ってこれを履行しておりますので,韓国側にも同様のことをやってくれる,そういうふうに期待をしております。

WTO紛争解決手続関連

【記者】今日未明に,WTOが日本の水産物を韓国が輸入を規制している件に関しまして,日本の勝訴と判断を下しました。また,韓国はそれを不服として上訴しておりますが,この一連の動きについて受け止めをお願いします。

【河野外務大臣】韓国の上訴については,それは韓国政府に聞いてもらわなければいけませんが,日本としては我が国の主張がしっかりと受入れられたと思っておりますので,それに基づいて韓国には速やかな対応を取っていただきたいと思っております。

女子差別撤廃委員会関連

【記者】差別撤廃委員会で韓国代表団が,慰安婦像の設置の活動を支援する考えを表明しているのですが,このことについてはどう受け止めておられますか。

【河野外務大臣】追悼碑のことではないですか。ちょっとそれは確認します。

【記者】追悼碑についてはどうお考えですか。

【河野外務大臣】いずれにしろ,日韓合意を着実に履行してもらいたいというのが我が国の立場です。

平昌五輪における米朝の接触

【記者】オリンピックの場でですね,米朝の接触を検討していてそれが流れたという報道がありましたけれども,日本政府としては,事前にその可能性というのは把握していたのでしょうか。

【河野外務大臣】日米韓の北朝鮮に対する対応については,全く齟齬(そご)はございません。

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