記者会見

丸山外務報道官会見記録

(平成29年12月6日(水曜日)16時32分 於:本省会見室)

冒頭発言

(1)「高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約」の加入書の寄託

【丸山外務報道官】本6日,我が国は,パリにおいて「高等教育の資格の承認に関するアジア太平洋地域規約」の加入書を国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)事務局長に寄託します。
 この規約は,締約国間において高等教育の資格を相互に承認し,又は評定するための原則,基準及び権利義務関係を定めるとともに,高等教育機関等に関する情報の共有等について規定しています。
 我が国としては,この規約の締結により,我が国への外国人留学生の誘致及び日本人学生の海外留学の促進に貢献するとともに,高等教育の国際化に対して,引き続き積極的に取り組んでいく考えです。

(2)対日理解促進交流プログラム

【丸山外務報道官】12月6日から13日にかけて,対日理解促進交流プログラム「JENESYS2017」,同プログラム「カケハシ・プロジェクト」,同プログラム「MIRAIプログラム」の下,多くの学生,社会人等が様々な国からやってきます。
 最初の「JENESYS2017」では,太平洋島嶼国6か国の大学生,インドネシアの大学生,カンボジアの大学生・社会人,タイの高校生,ミャンマーの大学生・社会人,中国の高校生計300名,「カケハシ・プロジェクト」では,カナダのアジア系カナダ人・大学生24名,「MIRAIプログラム」では,欧州18か国の大学生・大学院生82名が訪日します。それぞれグループ毎に,北海道,宮城県,茨城県,東京都,愛知県,京都府,兵庫県,広島県,福岡県,長崎県,熊本県,鹿児島県を訪問し,日本語・日本文化,海洋,平和等を交流テーマに,関連施設等の視察や関係者及び地域の方々との交流を体験しています。
 また,12月9日から同プログラム「Juntos !!」の下,ブラジルの連邦議員8名,同プログラム「JENESYS2017」の下,12月10日から香港・澳門(マカオ)の高校生101名,12月12日からシンガポールの大学生26名,ブルネイの高校生・大学生・大学院生・社会人15名が訪日し,それぞれグループ毎に,千葉県,東京都,神奈川県,愛知県,京都府,奈良県,広島県を訪問し,日本文化,経済,科学技術等を交流テーマに,関連施設の視察,関係者との意見交換,日本人学生等との交流を行います。
 本プログラムを通して多角的に日本についての理解を深めていただき,日本の魅力を積極的に発信していただくことが期待されます。

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