記者会見

河野外務大臣臨時会見記録

(平成29年11月29日(水曜日)6時45分 於:本省大臣接見室前)

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冒頭発言

【河野外務大臣】国際社会の一致した思いを踏みにじって北朝鮮がミサイルを発射し,しかも我が国のEEZに着弾するという暴挙に出ました。日本側としては北京の「大使館」ルートを通じて北朝鮮に対し最も強い言葉で抗議すると同時に,北朝鮮の政策を変えるように強く求めました。核,ミサイル並びに拉致の問題を解決することなしに北朝鮮に明るい未来が来ることはないということを申し上げて,政策変更を強く求めました。一部には北朝鮮が2ヶ月あまりにわたって行動を抑制していたという発言もありますが,そもそもやってはならないミサイルの発射をしなかったということは,褒められることでも何でもありませんし,今回この2ヶ月間は抑制をしていたのではなく,着々と次の行動の準備をしていたということが明らかになりました。今や,北朝鮮が自制をする意図がないことがはっきり致しました。日本は韓国,米国と連携をして安保理議長国のイタリアに安保理の開催を要請し,おそらく明日の未明にNYで安保理が開催されることになります。我々としては,高い緊張感をもって監視を強めて参りたいと思いますし,国際社会と一致協力をして北朝鮮に対して政策変更を求めるために経済制裁を中心に圧力をかけ続けて参ります。

質疑応答

【記者】この後,韓国や米国との電話会談の予定はあるのでしょうか。

【河野外務大臣】6時30分から総理がトランプ大統領と電話会談をやっておりますので,それを受けて色々やっていきたいと思います。

【記者】飛距離がこれまでよりも最長になったのではないかと小野寺防衛大臣も仰っていたんですが,改めて性能の向上と脅威が増したか等,どのように受け止めてらっしゃいますか。

【河野外務大臣】ICBMクラスと防衛省も言っておりますので,そういうことなんだろうというふうに思います。そもそも北朝鮮のミサイルの開発はあってならないことですから,国際社会に対する挑戦ということなんだろうと思います。

【記者】経済制裁という形で圧力をかけ続けても北朝鮮が態度を改めないということが明らかになったと思うんですが,日本政府として各国と連携してこれから新たな対応をお考えになるんでしょうか。

【河野外務大臣】経済制裁が効いているという情報はありますので,しっかりと国際社会が連携をして団結をして経済制裁をきちんと続けて行くことが大事だと思います。

【記者】関連で,もうすぐ制裁3ヶ月を迎えるタイミングでしたけれど,このまま今ある制裁決議のさらなる徹底履行を求めるのか,それともさらにまた新たな内容の追加の制裁を考えるのか,日本政府としてはどのようにお考えですか。

【河野外務大臣】安保理の議論については予断を申し上げるのは差し控えますが,少なくともこれまでの安保理決議を国際社会が一致団結して完全に履行するということが大事だと思います。

【記者】ICBMクラスと言われましたが,日本政府としてまだICBMと断定している訳ではないということでしょうか。

【河野外務大臣】それは防衛省に聞いて下さい。

【記者】北朝鮮が自制の意図がないことがはっきりしたということですが,これから状況を変えるために今までと同じ制裁ですと更に意図を変えさせることはより困難ではないかと思うのですが,その辺についてどのようにお考えですか。

【河野外務大臣】経済制裁が効果を出しているという情報もありますので,経済制裁というのは一朝一夕に効果が出るわけではありませんが,確実に北朝鮮に対する圧力というのは感じていると思いますので,まずこれまでの安保理決議に国際社会からこぼれる国がないように,そこは一致団結するということは引き続ききちっとやっていきたいと思います。

【記者】それは緊急の安保理会合でも・・・

【河野外務大臣】安保理会合でどういう議論になるか予断をもって申し上げるのは差し控えたいと思います。

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